>篠崎 ...嗚呼。 (しばらく後ろに立っていると、目の前にいる彼がクルリと後ろを向き、やっと己の存在に気付いたようだ。『どうした?』と問われれば"其れはこっちの台詞なのだが"と内心思いながらも「ちょうど教室の前を通ったら笑い声が聞こえたから」と無表情のまま答えて。本当は"奇妙な笑い声"と云いたかったのだが流石にそれは失礼だろうから辞めておいた。