……(相手を心配しているだけなのに──いや、この感情こそが迷惑かもしれない。考え始めたら止まらずに相手に言葉返せずにいて。返事聞こえればよしよしと言わんばかりに頷いて。「じゃあ今度兄ちゃんに紹介してくれな」胸が痛む、なぜかなんてとっくに解っている。顔が引きつり笑いしてないだろうか、不自然ではないだろうか、自分の服の裾掴みながら呟いて。)