またそれかよ。 (毎日繰り返される質問。呆れた様に告げる。大丈夫、そう答えるのはまだ完全ではないから。目を伏せ唇をしまうように力が入る。次いで撫でられる髪。何時までも子供扱いだな、と小さく溜息が漏れる。「飯、作るの忘れてた。」先ほどまで寝ていた為家事などやってあるわけがない。兄の言葉で気付く。ごめん、素直に謝りながら徐に腰を上げて兄の後をついて歩いていく。)