主。 2013-09-16 14:20:58 |
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はい、...。あの、(座っていた己は 、立ち上がり彼の歩くペースに合わせて歩みを進める 。と 、同時にふと疑問に思う 。こんな私に 、なんで構ってくれるのだろうか 、表情の硬い私に友達なんていない 。寧ろ 、誰も近づこうとはしないのに彼は話しかけて来た 。歩みを止めると 、彼に呼び掛け「なんで 、私なんかに構ってくれるのですか?」と 、聞いてみて 。
んー?なんで君に構う?か…君が気になるから?
(相手の問いかけを聞き少し困ったように唸り声をあげると自分の心の内を相手に正直に伝えると相手の頭に手を伸ばし)
気になる... 。(己の何が 、気になるのだろうか 。表情が硬いトコ? 、人と違いすぎるから? 、何か己がおかしいのかと疑ってしまう 。そんな己の頭を優しく撫でてくれる彼 。頭から伝わる彼の体温 、人の温かさを感じたのはいつぶりだろうか 。と嬉しさに頷きながら 。
…お前、背小さいな。
(相手の頭を撫でていると相手が階段に座り込んでいた時は気づかなかったが自分の撫でている位置的に自分よりも低いところに頭があることに気づき。心で思ったとほぼ同時に口から言葉が出ていて)
..ッ!!
(頭を撫でられて 、少しばかり嬉しいと思ってしまった己に彼は 、コンプレックスである身長の小ささに触れた 。その瞬間 、凄まじい速さで己は彼にグ-を飛ばしていた 。「ち 、小さいだなんて言わないでください!」と声を大にして言うが 、ハッと我に返り 、「ご ごめんなさい!」と頭を深々と下げて 。
いてててて…
(気がつくと自分は倒れていて頬には鋭い痛みを感じた、何が起きたのかわからないまま倒れていると相手の言葉が聞こえた。ゆっくりと倒れてる状態から座った状態になると「ごめんごめん、身長のこと言われるの嫌いだったんだな」と相手を見上げながら話し)
本当に..ごめんなさい!
(痛み走る頬を抑えながら座る彼に 、再び軽く頭を下げて上記をのべると近くにある水道場まで走っていき 、左ポケットからハンカチを取り出すと水で濡らして 。彼の元へ走ると 、己も彼の高さに合わせてしゃがみこみ 、ハンカチを頬に当ててやり 。「小さいの..コンプレックスなんです 。小さいと 、動きにくいし 、迷惑かけちゃうし 。」と己のコンプレックスを語り出しては 、反省し 。
そっか、小さいなんて言ってごめんな?でも迷惑かけることなんてないぞ?
(頬に冷たさを感じると気持ちよさそうに目を瞑る、相手のコンプレックスを聞くと軽々しく小さいなどと言ってしまったことを反省し、相手に微笑みかけながら謝るが相手の言葉に対して疑問を抱いて問いかければ)
迷惑かかりますよ... 、実際 、言われましたから 。
(彼は己のコンプレックスに対して 、とても励ましてくれている 。とても嬉しかった 、だけど己は昔に 、身長の小ささから迷惑だの 、男子にチビとバカにされるだの 、散々な言われようだった 。だから 、己の小ささは気にいらないのだ 。
んー…飛鳥は小さいからこそ可愛いんだけどな?
(相手の言い方から過去に何かあったのだろうと思うと黙ろうとするが我慢できなくなったのか相手の肩に手を伸ばし軽くハグをすると相手の後頭部をぽんぽんと優しく叩きながら呟くとすぐに相手から離れ少し赤い顔になって図書室に向かって歩きだし)
(落ち込むのも無理はない 。何せ 、苦い過去の思い出が甦ってしまったのだ 。しかし 、目の前の彼の考え方だけはバカにするようなものとは 、程遠かった 。その証拠に 、彼は己をハグ程度だが 、抱き締めて可愛いなんて呟いた 。「か 可愛くないよ、!」なんて否定してみるけど 、本当はね 、ただ嬉しかったりする 。硬い己の表情は益々硬くなっちゃったケド 、変わったと言えば頬が赤く染まったコトと 、彼の新しい表情にこちらまで嬉しくなってしまうコト 。
その…急にすまん
(相手から少し離れた場所で立ち止まると赤い頬を自らの手で触りながら自分の今した行動を振り返ると耳まで赤くすると相手に向き直り頭を下げて謝り)
なんで謝んの..?、
(彼は何も悪いコトをしていない 。が頬は己がグーで飛ばした以上に赤くなり 、耳まで染まっていた 。その反応には此方まで赤くなってしまう 。「その...っ 、う 嬉しかったよ? 」己自身 、何を言ったのか分からない 。ただ 、今の気持ちを述べただけだ 。下げる頭を優しく撫でてみたりして 。
い、嫌だったかなって…嫌われたかなって…
(自分は高校生になったのでそう簡単に泣きはしないと自負していたが相手に嫌われただろうかと思うと涙がつーっと頬を流れ落ちると相手の言葉を聞き、相手の手が己の頭に触れると顔を上げ相手をじっと見つめて)
わわ!.. 、な 泣かないで!!
(クラスではあんなにみんなを引っ張るリーダー的な存在の彼は 、私に嫌われてしまったとの心配だけで 、泣いてしまった 。驚きすぎて 、意外すぎて 。1つしかなかった己の表情は 、また1つ新しい顔を見せた 。
っと…ごめん…さっ、図書室行こうか…
(立ち上がると涙を拭うとさっきまでのことを誤魔化すように笑うと相手からぱっと離れてゆっくり歩き出し
.あっ..うん 。
(泣いていた彼は 、いつも笑うようにニッとした 。教室の隅から見ていた己は 、そんな風に笑う彼がどこか羨ましかった 。己もいつか って 。だから 、「嫌いになんてならないから 、笑って! 」なんて 、笑えない己が言っても意味ないケド 、彼が笑ってくれてたら笑え気がするんだ 。
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