柚木 碧 / 主。 2013-08-27 16:37:01 |
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( 涼しげな風が風鈴を鳴らす。段々初秋に近づいていくにつれ、風が多くなってきた。そんな中、私の心はずっと夏のようで暑い。それはまさに"恋"をしているから。夏祭りに初めて出会い、一目惚れの勢いで好きになった。胸がドキ、とした。今迄に無いような体験で最初は分からなかったが、1日中彼の事を考えるようになってから、これが恋なんだ。と気づいていった。 今迄の出来事を思い出しながらリビングのソファーに寝転がり、瞳を閉じる。隣の家からは赤ちゃんの声が聞こえてくる。幼馴染の妹で最近産まれてきた女の子。そして" -- ‼課題しなさいよ-⁉ "なんて怒鳴り声。幼馴染のお母さんは旗から見ても口煩いほうではっきり言って苦手なタイプ。そんな事言えないけど。 / 耳を澄ませば風鈴の音が聞こえる。この風鈴は好きな人から誕プレに貰った物で大切な物。わざと風鈴の音を消すように聞こえてきたインターホンで目を開ける。多分、幼馴染だろう。 これが好きな人だったら良いな。ふとそんな事を思ってしまう。ぶんぶんと顔を小さく横に振ればドアを開け。やはり幼馴染だった。「 あれ。どーしたのー? 」いつもと変わりのない笑顔を見せる。でも頭の中は好きな人でいっぱい。私って案外皆が思ってるより悪い子なのかもしれない。平気で嘘ついちゃうし。ほら。今だって目の前にいるのは幼馴染の男の子なのに。私には目の前の幼馴染が好きな人に見える。本当に最低だ。 「 とりあえず、入りなよ。お母さんもお父さんも居ないから 」ドアを大きく開き、中へと招く。" うん "と小さく微笑む彼を見て。ずきん、と胸が痛んだ。 )
( こんな感じ、ですかね?
これを参考にお願いします - ‼ )
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