おもさん。 2013-08-23 16:22:43 |
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( シーンとした室内はカリカリと音を発てているペンの音しかしない。やっぱり静かな環境だと集中して出来る。途中、解らない問題があり、つまっていると扉がガラガラと開いた。誰か来た、と思い誰が来たか気になるも振り返ることなく、解らない問題を必死に見詰めて答えを出そうとして。でもやはり、考えても考えても答えは見つからず一旦ペンを机の上に置いて。そして図書館へ入って来たであろう人物が此方へと近付いてくるのが足音で分かった。己の前に人影が出来て、誰だろう と思いながら顔を上げた。上げた瞬間、目を見開けた。え、と思わず声を出しそうになり慌てて口許を手で覆って。目の前には己が想いを寄せている彼。固まったかのように彼を見詰めていると、声を掛けられた。ハっとした顔をすると目線を落として「ちょっと此処で数学の課題。家だとやる気起こらなくて。..此処だと集中出来るっていうか」 苦笑を洩らしながら再び彼に目線を向けてみて。)
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