主 2013-08-21 21:14:04 |
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…駄目や…死にそう…。
(幼馴染の声と其の友人の声を聞けば心の傷が抉られる様な感覚に捕らわれ、机に顔を伏せてぐずぐずと泣き喚いて居ると友人から電話が。「ハイ…もしもし…」と、涙が出るのを必死に堪えて電話に出るも友人にはお見通しの様で、『おま…泣いてんの?馬鹿だなぁー…振られたの?』と、けらけらと笑い乍聞いて来る友人に軽くキレては「阿保か。まだ言っとらんわ。」と、呟き気味に言えば「…で、何か用か?」何も用事無しに相手が己に電話を掛けて来る事は先ず無いだろう、と思いつつ相手に問うては返事を待ってみる。暫くの沈黙の後あー、と散々唸っては『怒るなよ?んーとね、…皇子の声が聞きたかっただk──』呆れた。彼奴がそんな理由で自分に電話してくるとは思っても居なかった。否、思いたくなかった。相手が全て言い終わる前に電話を切って其の侭マナーモードにする。暫くブーブーと携帯が鳴って居たが、無論。無視。携帯が鳴り収まるのを待って居たが全く収まる気配が見当たらない、煩いし、課題に集中出来ない為自室を出てはリビングに向かう。すると其処には何故か幼馴染の姿が在り、軽く声に出して驚いては「あれ…友達もう帰ったん?」と、相手に己の泣き腫らした顔を見られない様顔を下に向け乍相手の前を過ぎればそう相手に問うて。)
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