玲緒、 えー? (と、覗くような表情を見せれば、ニヤリと頬が緩んでしまう。あ、自分もそうだった、なんて思い出すと慌てて顔を隠す。「確かに、あたしも。」と、数回此方も頷いて。まだ、照れが残って要るのかはぐらかすように顔を見せず手を振り返して、階段を上がり部屋に入るとドアに寄りかかりズルズルと座ると「は、恥ずかしい。」と、両頬を両手で触る。