ヌシ 2013-08-04 01:40:24 |
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はいはい、分かってるならオッケ-です、
( / 相手が最初に会った時より笑うようになったのは気のせいか。まあ、笑うようになったということは仲良くなったと考えても良いだろう。そう思えば口元が緩んだ。「 え、凛太朗ってイケメンなんだ-、知らなかったや。」相手の説明は何とも簡潔。単細胞の己には分かりやすく良いぐらいの説明かもしれない。己の結論は " この寮の人達はユニ-クな人 " いかにも呑気な発想だ。面白く自分の説明をする彼に笑いが込み上げてくる。そんな彼を少しからかってみようか。「 あ、凛太朗-。もし良かったらさ、今から自室に戻るんだけどキッチンとかの使い方。色々なこと教えてくんないかな-?」平然と笑えただろうか。先程の雰囲気は己にとっては辛い。どうしてもああいう雰囲気は歯痒くなってしまう。己が彼に手を掴まれて顔を紅くしない訳がないのだ。男慣れなんてしている訳がないのだから。相手には気づかれなかった紅い頬をバレないように手で扇ぐ。さっき案内をしてくれたというのになんと言う無茶振りか。何としてもまだ、相手と居たい気持ちがあったようだ。そんなことをペラペラと話す己は恥ずかしい。まあ、自室で一人でに料理などをし始めたら何が起こるか分からないから、とそういうことにでもしておこう。うん、と大きく頷き自分に言い聞かす己であった、/
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