【bl＆ml】罅割れ銀色の指輪【精霊と人間】

...あーっと、此処だ。此処。
(漸く相手の寮の前まで辿り着けば暫くちょっと前までは指輪として此の寮に運ばれたんだっけか、と内心で呟きﾄﾞｱﾉﾌﾞに手を掛けて人間っぽく人間っぽく、だなんて意識しつつ、無理矢理扉をばん、と開けると拾ってくれた相手が居て双眸を瞬かせ中にｽﾞｶｽﾞｶ入り乍勝手な設定作り上げ)―よぉ、やっとまともに会えたな?ッじゃねぇよ、初めまして。校長から優秀な貴方に慣れるまでお供させてもらってくださいって云われたから此処に来た。

(はーい!!　ではよろしくお願いします!っ背後はこれにて^^

探した方が良いよな…。……っ?!…は…?
(暫しの間、考えた所でどうにもならない事に頭を悩ませているも“この侭考え込んでいたって状況は変わらない”と察し。何もしないより周辺をもっとよく探してみるべきだと思い立ち一言呟いては早速屈み込もうと膝を曲げるも、其の瞬間何の前触れも無く勢い付けて開かれた自室の扉の音にビクッと肩を震わせ。ノックくらいするべきだろう、と心中文句を言いながらも其方を見遣れば見慣れない相手が居り、然も口にされるのは凡そ訳の分からない動機。完全に混乱してしまい床に両膝を付いてはただ呆然と相手を見据えており)

(/此方こそ宜しくお願い致します!!
では私も本体はこれにて失礼させて頂きますねっ)

何でそんな格好してるんだ?まさか立てないのか?
(中に入ってよく見れば床に両膝付いて呆気ない表情を浮かべている相手がおり、そんな困惑している相手の様子を気にも留めずに言葉をﾂﾗﾂﾗ重ねていけばｽﾀｽﾀと相手の前へ行き、若干屈んでするりと相手の前へ片手を差し出して立たせようと考えて)ほら、謂いから立て。

…立てる。ってか何だよお供って。
(無遠慮に自室へ入って来る相手の動作を目で追っているも其れが己の目の前に来れば漸く相手の容姿をはっきりと捉え。恐らく己と同年代なのであろうが、髪が銀色と言うのはわざわざ染めたのだろうか、どちらにせよ注目の的になるであろう事は目に見えていて。その上近くで見てみれば淡くも碧である事が窺え、いよいよハーフである路線でも考え始め。然し相手に声を掛けられ一度目を瞬かせるなり差し出された手。躊躇うかのように相手へ視線を向けるも一応その手を控えめに掴み。かと思えば相手に立たされるよりも先に立ち上がり、短く告げるなり手を離して前傾姿勢となり。その様子からするにまだ指輪を探している模様、床に視線を這わせた侭ふと先程の単語の意味を問い掛けて)

良かったー...んぁ?お供か、お供というより俺のフォロー役って云えばいいのか?俺は今日入学をして来たから、断然解らない事だらけだ。其処で、だ。俺が此の学校に一早く慣れる為御前が俺のフォローをする。
(控えめに握られた手を双眸でしっかり捉え己が力を出して引っ張る前にすんなりと立ち上がった相手を見れば用も無くなった其の手を下ろして。其の後直ぐ無駄に長い勝手な話をﾂﾗﾂﾗと喋り続け両手で其の言葉をより解り易くすべくちゃんと身振り手振りを付け加えて。相手の表情を時折伺っていたもののふと視線が床へと移されている事に気づけばぐ、と顔を寄せて首捻り)ってさっきから俺の話聞いてるか?

…近い。聞いてるから。
(相手の長々とした何処か上から目線な説明と指輪探しにそれぞれ半分程度の意識を傾けつつも、話の内容は大方把握し。つまりは相手のサポートのような事をすれば良いのであろうが、具体的には一体何をすれば良いのか。そもそも何で自分なんだろうか、なんて考えていれば掛けられる声に反応し其方に向こうと思えば互いの顔が思った以上に近くにあり。思わず刹那目を見開くも一言呟くなり一定の距離を置くべく相手の肩を軽く押して)

貴様、俺の話本当に聞いていたのか?おい。
(矢張り相手は此方の話を聞いていないのかと眉間に皺寄せてﾋﾟｸりと痙攣起こすも何かを考えて此方の声でﾊっとして視線を此方に向かれた様な雰囲気、此方としてはもやもやと八重雲が心の中を渦巻くだけで。己の肩を押されては更に表情を曇らせ、相手にずいと一歩近寄り「いい加減にしろ。...そんなに俺を突き放して一体何だ?気に入らないのか?ん?」と本人は只己の事が気にくわないのかなんなのかはっきりと述べてほしい所らしく)

ちょっ、何でそうなんだよ。近かったら離れるだろ。
(確かに相手の話を一言一句漏らさず聞いていたかと問われれば嘘になる。が、全く聞いていなかった訳でも無い。聞いていたと言って嘘にはならないだろう、と“聞いていた”と断言してやろうと口を開いたのも束の間、未だろくに離れてもいないのに更に縮まる距離に驚いたような声を上げ。どうやら相手の気分を害してしまったらしいが何一つとして自覚が無い為にどうする事も出来ず、取り敢えずは一旦指輪探しを中断し自ら距離を取るようにして一歩退き。相手の口振りから察するに此方が何故離れたのかが分かっていない様子、普通は分かる物じゃないのかと心中首を捻りたい気分ではあったが溜め息に止め説明になっているのかすら怪しい説明をして)

其れと此れとは別だ。聞きたい事をはっきりと聞けなかったら誰だって詰め寄るだろ。
(口を開き何かを言い掛け様とする相手に漸くしっかりと言葉で伝えてくれるかと思いきや今己が問いかけていた答えとは異なる応答が返ってきて眉間の皺がﾋﾟｸりと痙攣し。再び自ら距離を取ろうとする相手がもどかしく一々詰め寄って逃げられて、の繰り返しじゃ話にならないと判断し相手の腕をがしと強く掴めば此方にぐい、と引き寄せて「...もういい、取り合えず俺のフォローはちゃんとして呉れるんだな?」と如何にも真剣な眼差しで相手の瞳を見詰めてはっきり事を勝手に進ませていて)

うわ、っ?!……フォローって、俺は何すれば良いんだよ。構内の案内でもすれば良いのか?
(突如として腕を掴まれ目を見開いたのも束の間、引き寄せられてしまえば強い力に眉を潜め。何と強引で横暴な事か、こんな奴の相手のフォローだなんて面倒な事になってしまった物だ、と浅く溜め息を吐き。然し校長の許可まで降りているのならば致し方無い。落ち着いたたころで顔を上げる事で一度は相手の強い眼差しと視線を交えてしまうものの、元よりの癖もあってか咄嗟に目を伏せてしまい。フォローする分には構わないが一先ず快諾する事はせず、其の主な内容を聞こうと問い掛けながらも片手は己の手を掴む相手の手に“離せ”と言わんばかりに添えられて居り)

フォローと云えばフォローだろ。構内案内もそうだし後此処で俺も一緒にﾙｰﾑﾊﾟｰﾄﾅｰとして暮らす事にも成ってる。他には...勉強は一先ず俺も出来る訳だから要ら無ぇな。暫くの間は俺と行動して呉れれば大分助かる。
(咄嗟に相手の腕を掴んで引き寄せてしまっていた事に気付くも離す事無く上記をﾂﾗﾂﾗ述べていれば、己の手に添えられた其の手を見て把握した模様、腕を漸く解放して遣れば再び相手を表情を伺い如何も此方とは視線を合わせない相手に双眸をはたりはたりと瞬かせて。説明も終えたし相手も大体は理解出来ただろうと己は勝手にｼﾝｸﾞﾙﾍﾞｯﾄﾞの端に腰を掛ければ部屋の周りを見渡して)にしても、殺風景だなぁ。こんな何も無い所で一体日頃何をしてるんだ?まさか勉強とか云わないだろうな...

…は、ルームパートナー…?!そんなの聞いてな…。……それだけじゃない。寝るし風呂入るし飯作るし食べる。
(“ルームパートナー”なんてとんでもない発言を余りに平然と言ってのけられた為につい素通りしてしまいそうになったが、直ぐに目を見開くと嫌そうに眉を潜めて相手の言葉を復唱し。全く相手には先程から驚かされてばかりで先程まで指輪を探していた事等完全に失念してしまっており、己の思考には驚きが入り乱れるばかりで。いつ決まったのかすら把握していない決定に失礼ながらこんな自分勝手な奴と生活を共にする等御免だ、とは思うものの其れを拒否してしまえば相手は困ってしまうのであろう。浅い溜め息と共に言葉を途切れさせるとベッドへ腰掛ける相手の様子を眺めており。家財道具が揃っていないのであれば当分自分はソファで寝るか、と既に相手を受け入れる姿勢で考え込んでいると掛けられる言葉。殺風景、と言うのは辛うじて頷ける物のこの部屋ではする事が無い、なんて言われているような気がし勉強以外に自室でする事の例を挙げて行き“する事なんか沢山あるじゃないか”とばかりに相手を見据え)

(/すみません、今日は落ちますね!!遅くまでお相手有り難う御座いましたっ。凄く楽しかったです!!また朝に来れると思うので、その時にレス返しておきますね*
では、お休みなさいませ!!)

一緒に寝て風呂も一緒に入って、飯も作って一緒に食べれば良い。其れが如何しんたんだ?ほら、これからは俺と一緒にこうして行動出来る訳だ。...それにそういう面に関してのフォローをして呉れる分御前が困った時は俺が助けて遣る、いつでも。何処でもな?他にもお金に困った時、何か欲しい物があった時、何処か遠くへ行きたくなった時其の望みも叶えてやるから。
(困難そうに述べられた言葉を聞き簡単に尚且つ解り易く片手をﾍﾞｯﾄﾞに着いた侭もう片方の手でｼﾞｪｽﾁｬｰをしながら上記を述べ後半からは当たり前に魔力を使う形で叶える事になる訳で。そして明日からは授業に出る事になる為多少人間としての生活が楽しみな模様、此処は明日の為に早く寝るべきかと思考を巡らせれば早速寝転がり相手が寝れる様に一応ｽﾍﾟｰｽを空けとくがｼﾝｸﾞﾙな為もしかしたら密着しながら寝なくてはいけなくなるかもしれない状況で)...取り合えず俺は明日の為に早めに寝るぞ。

(はい!!了解しましたーっ　此方こそ楽しくて盛り上がってしまいました←
わかりました、えっとタイミングがよくなった頃に次の日の朝に飛ばしますね～!
私もそのあとにすぐ返せたら返しにきますので^^　　おやすみなさいませっ!)

(わぁ、描写の方で勘違いをしてしまいました!! いつも途中に台詞を詰め込む癖があったので、一つの台詞とは気付かずに見てしまいました、御免なさいっorz
明日にまたその描写にあった書き方に直しておきますのでよろしくお願いします、すいまさん!!

今ちゃんと説明したんだから其れで良いじゃないか、認めちまえよ、そして俺と暮らす日々を楽しもう。...って、其のする事って俺が聞いてるのとちょっと違うぞ。
(困惑混じりの言葉を聞いては簡単に尚且つ解り易く片手をﾍﾞｯﾄﾞに着いた侭もう片方の手でｼﾞｪｽﾁｬｰをしながら上記を述べて。相手のそのする事に対しての例はなんだか観点がずれているように思え眉根をﾋﾟｸりと痙攣させると首を緩く捻らせて。そして明日からは授業に出る事になる為多少人間としての生活が楽しみな模様、僅かに表情が明るくなりやけに頬が緩んでいれば此処は明日の為に早く寝るべきかと思考を巡らせ早速寝転がり。相手が寝れる様に一応ｽﾍﾟｰｽを空けとくがｼﾝｸﾞﾙな為もしかしたら密着しながら寝なくてはいけなくなるかもしれない状況で)

(あまり変わってないですが多少の訂正はしました!申し訳ございません!

…訳分かんねぇ…。
(確かに何かと説明はされたが突然ルームパートナーが現れては理解こそすれそう簡単に納得するのは難しいであろう。半ば呆れた様子で相手の動向を無言で見守り。己の返答に対し突っ込まれるもそれすらも無言で遣り過ごしては何事か考えているようで。間も無くして相手がベッドに横になるのを確認し“何処までも遠慮の無い奴だ”と溜め息を吐くもふと相手の事を何一つ把握していない事を思い出し。名前くらい聞いておくべきか、とは思うものの翌朝でも良いだろうと取り敢えず自身が使用する布団を取りに向かい)

(/いえ、お気になさらず!!宜しければ今までの描写でお願いします;;私も普段はロルの中に台詞を入れております故、わかり辛くなってしまったな、とは思っていたので!!)

―おい、待て。どこに行くんだ?俺も付いて行く、何か遭ってからじゃ遅い。
(相手とは対照的に寝転がった侭優雅に表情を緩めていると、人間と仲良くなれるだろうか、等と精霊なりに僅かな不安が頭を横切り一瞬双眸を細めるもそんな不安も直ぐに消えてしまうくらい楽天的な所がある模様直ぐに、俺なら余裕か、だなんて自惚れた事を思いﾌと偉そうな笑みを零して。前記の様に考え事をしていると不意に相手に動きが見れてむくと起き上がりﾍﾞｯﾄﾞから降りて早足で相手についていき、隣に移動すると横から顔を覗き込みふと問いかけて)

(わ、有難うございます!　　お返事遅れて申し訳ないですこちらも^^;　では、一応なるべく合うような描写を努めますっ)

何かって…こんなとこで何かある方が可笑しいだろ。布団取りに行くだけだよ。お前は寝てろ。
(もう寝てしまったのかと思えば背後より声が聞こえ、然し振り返る間も無く目の前に相手の顔が現れると僅かに目を見開き。何故こう毎回毎回距離が近いのだろうか、なんて苦々しく眉を潜めるも露骨に離れれば先程のような事態が繰り返され兼ねず、然り気無く相手から顔を逸らしては目を伏せて。それと同時に発せられる言葉は少なからず面食らう物で、一体寮の自室で何が起きようか、そもそも此方が未だ此処になれていないであろう相手を心配していると言うのに逆に心配され何と無く複雑な心境ながらも問いには答えて置き。ところで相手は眠くないのだろうか、てっきり慣れない環境で疲れを感じ早めに寝たのかと思っていた為に訝しげに眉を寄せつつ素っ気無く述べて)

(/いえいえ、大丈夫ですよ!!申し訳御座いません、次の場面からは恐らく台詞も入れていくと思いますので^^;)

何だ、布団取りに行くだけか...。
(出掛けるでは無く其の理由と知れば安堵した様に吐息漏らし間近で相手の表情を見ていると何処と無く己を何処か否定されている様な気分になるらしい僅かに眉根をﾋﾟｸと痙攣させ双眸細めると複雑な心境の中更に顔を逸らされると何回か瞬きをし取り合えず布団を取りに行くだけなら構わないかと其の場で立ち止まり相手の姿を見てから己は再びﾍﾞｯﾄﾞへと向かい、仰向けに寝転がって。ふと今更の如く己と一緒に寝るのだから何故布団を取る必要がある?一緒に使えば良いじゃないか、と内心で疑問抱き此方は勝手に相手と一緒に寝ると勘違いをしていて)―?

(おおぉ、了解です!　じゃあその時こちらもその方法にしますね^^　ではっ

……どうかしたか?
(相手の様子と呟きから少なからず安堵したのだろうと判断、心中“何をそんなに気に掛ける事があるのか”と疑問を抱くものの、然して気にする事も無く。程無くして隣に居た相手が己の言葉に従ったようである事を悟るとやれやれ、と言わんばかりの浅い溜め息を一つ。早々に薄めの布団を片手に戻って来れば何やら相手の様子が先程と違っているように見え、何かあったのだろうかと問い掛けて)