小松 鴃 2013-07-06 13:34:56 |
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ーー…明後日あたり、かなあ。
(ぽつりと呟いた声は何時もよりか細かったかもしれない。仕方ないじゃないか、だって何時も一緒にいた幼なじみと離れてしまうなんて、考えてもいなかったし、考えられなかった。離れたくないけど、父さんに着いて行くのはもう決まった事、
通話口から聞こえた相手の溜め息に頬を緩ませては、「なんや、寂しいんか?」とか御茶羅けつつ、呟いてみた。俺は寂しい、なんて口が滑っても言えない俺は何よりもきっと弱虫やねんやろうなあ。)
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