ー 緩く軽いナンパ高校生×口の悪い大人な家庭教師 ー
「先生、俺、きっと、こんな恋は人生で最初で最後だと思う。…貴方が、欲しい。」
〜Story〜
千拓清哉は大学受験を控える高校三年生にもなって、勉強には手も付けず遊び惚けていた。運の強さで赤点は毎回免れてはいるものの、持ち前のルックスや巧みな言葉使いで女遊びは日常茶飯事。親元を離れ、学校に近いマンションで一人暮らしをしている所為もあり毎晩の様に男友達や女友達と楽しく過ごしていた。
だが、そんな日々に母からの電話が届いた。どうやら勝手に家庭教師を雇ったらしい。しかも、折角の土曜日である今日から。
独り立ちがしたいという我儘に頷いてくれた親には感謝しているし、自分の事を考えてくれた結果だとは分かっているが。約束していた女の子とのお泊まりデートを取り消さなければいけないとなれば話は別だ。
当の家庭教師が来た事を知らせるチャイム音に苛立ちを隠さないまま強引に扉を開いてみれば、
「ーー……、」
思わず声を無くして見惚れてしまう程の、麗人が佇んでいた。
初夏、千拓清哉は、初めて本物の恋に堕ちた。
>1 …登場人物設定、物語の肉付け等etc.
>2…募集について、規約等etc.