毒舌執事　。

>お嬢様

(/いやいや、もう梅谷ちゃま/黙/の方が可愛いざましょ/誰)

ーーーーー…申し訳御座いません。…少々来る道を間違えたようで、
（己も車へ乗ると聞こえてきたのは愚痴のような声。この頃の予定を見る限り主は余り休まれていない事に少しの不快感を持っていたがそれは隠しておこう。何事にも完璧主義なはずの己だが着いた先は高い高層ビル…ではなく、画面一杯に広がる海。我ながらﾛﾏﾝﾁｯｸな事をし過ぎたのかも知れない。"間違えた"を装おって軽く御辞儀をすると腕時計に目を移したり離したりを繰り返してたり。/今すぐにでもはい、と返事をしてしまいがちな己であったがそこは何とか堪え。…たと思えばやはり口をついて出てきた言葉は「"変な事"ではなく、"似合わない事"…で御座います。」と軽く毒をはいてしまうのは癖でもあるのだ。更に似合いもしない笑顔、なんて見せるとは逆鱗に触れる事間違いなしである。)