通りすがりさん 2013-06-08 18:19:09 |
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愛を叫ぶ――なんて。わたしにはもう、そんな資格は無いのだけれど。今更何を言っても言い訳にしかならないし、どうあれ、先に手を離してしまったのはわたしの方だわ。
……でも、それでも。確かにあなたを愛しているのだって、知って欲しいと思ってしまった。他でもないあなたに――なんて贅沢は言わないから、今この場所であなたへの想いを呟く事だけを、どうか、どうか…赦して欲しいの。
――愛しているわ。あの時も、今も変わらずに。だからこそ差し伸べて貰った手を、掴み続ける事ができなかったのだけれど…それはわたしの問題で、わたしの責任。
あの日、わたしの手を引いてくれて…わたしを連れ出してくれてありがとう。わたしに生きる意味をくれて、ありがとう。寂しくないなんて言ったら嘘になるけれど…これ以上わがままなんて言えないもの。だから大丈夫――いいえ、本当は大丈夫じゃないけれど、それでも大丈夫よ。
さようならは言いたくなくて、でも、それに代わる言葉も持ち合わせてはいないから……だから、うん。やっぱり、わたしにはこれしか無いの。ずっと愛しているわ。大好きよ、――――――。
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