主 2013-05-06 14:35:03 |
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…っ(冷めやらない熱を抱えたままやむを得ず相手から離れようとした瞬間小さなリップ音と共に相手から唇が重なり。不意打ちに若干驚いた表情で相手を見つめるも、すっと目を細めれば突然の訪問者から身を隠すように上履きのままギシリとベッドへと上り相手を覆う体勢を取り。交わす言葉は無いものの代わりに相手へと向ける視線は『じっとしてろ』と訴えるようなもので。ノックされた扉がガラリと開くと「藤崎先生ー、」己に呼び掛ける生徒の声と共に数歩足音が響き、止まる。「…あれ、居ないのか」しんと静まり返った保健室に響くのはそう呟かれた声と、緊張からか速度を上げる己の心臓音のみで。見下ろせば頬を紅潮させ熱に瞳潤ませる相手と目が合い、何を思うかふっと笑みを浮かべてはカーテンの向こうに人が居るにも関わらずゆっくりと顔を近付け唇を塞いで)
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