美樹 2013-04-30 22:30:47 |
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俺は何時ものことだからいいけどお前は後で先生に叱られるだろうな。
ま、適当に理由つけとけよ、くれぐれも俺と居たなんて言わないように。(ズイと顔を近づけ人差し指を立て注意するよう釘を刺し
ま、クラスでも影の薄い俺ら二人が一緒に居たと分かったところで、他の奴らはなんとも思わないだろうけどな(肩を竦めははっと乾いた笑みを浮かべ
友達?あんなの上辺だけの付き合いにすぎんよ。あいつらは俺を怖がって無理やり仲良くしようとしている。(「馬鹿馬鹿しい」と鼻で笑いながら「お前と一緒だ」と呟き
あぁ、お前と一緒で俺も友達がいない。でもお前は絶対に良い友達を作ることができる。(美樹の目を真剣に見ながら
寂しそうか…お前の目にはそう見えるか…俺は今、そんな顔をしているのか…(今自分がどんな表情をしているのかも分からないまま作り笑いをし
一人じゃない、かぁ…(昨日屋上で美樹に言われた言葉を思い出し、少しにやつきながら何時もの通学路を歩いている「あっ、やべっ」自分が顔を緩ませていることに気付くといつものキリリとした表情に戻し
でも結局名前分かんなかったな、まぁいいか、俺には関係ないし。(美樹のことが頭に残るが、それを認めたくないがため昨日の出来事を忘れようとし
あ…あれは…(道を歩いていると次々と登校してくる学生の中で一人立ち止まっている美樹を見つけるも「知らないふり知らないふり…」と美樹にバレないように後方から横を通り過ぎ
(遅れてすみません!(土下座)
い…行かないと………(行こうと思うが足が動かずふいに結城君が横を通るのを見つけて袖を掴み
おはよう結城君!(パァァと明るい笑顔でそう言って
(全然大丈夫でっすよ♪
あ、あぁおはよう…(満面の笑みを見せる美樹に嫌な顔ができず、苦笑いして挨拶をすませ
お前そんなんで今までどうやって学校生活やってきたんだよ。(意地悪そうに質問し
(挨拶してくれたのが嬉しくニコッとして
えっ~と……が…頑張ってきた……(可笑しいよね…と言うと作り笑いして
あっ!あとね私黒瀬美樹だから覚えてね!(またいつもの笑顔でニコッとして
頑張ってきた?お前毎日ここで立ち止まってから学校行ったり教室の前で入るの迷ったりしてたのかよ。(考えるだけでも嫌になりそうな習慣に自然に「アホらし」と乾いた笑みが出て
あぁー、黒瀬…?完全に覚えてなかったわ。(全く聞き覚えのなかった名を聞き、復唱するも全く覚える気などなく
お前はこんな馬鹿馬鹿しい生活を変えようとは思わなかったのかよ?(見え見えの作り笑いをする美樹に「あぁおかしいよ」と言いつつ
黒瀬だろ?覚えた覚えた、クラスでもお前の名前知ってるの俺だけなんじゃね?(冗談っぽく笑いながら
……女の子たちは……私のこと嫌いだから……
きっと無理だよ(悲しそうに微笑み
結城君に覚えてもらえて嬉しいな♪(嬉しそうにして
結城君が私の名前を覚えてくれた第1号だね(「結城君に覚えてもらえてよかった」と呟き
だからなんでそう思うんだよ、それだといつまでも変えられないだろうが。(うじうじする美樹に少しイラつき始め
お前、自分が今馬鹿にされたこと分かってんのか?(意地悪や冗談を言っても何時も嬉しそうな反応を返してくる美樹に呆れつつ
私……昔いじめられてたから(ニコッと笑うと学校行こうかと言って歩き出し
んっ?だって嬉しいもん♪(ニコニコして
結城君は私の名前覚えてくれたんだよ?(すごく嬉しいことだよと呟き
なんだ、そんなことか…(「あぁ」と言うと美樹に歩調を合わせながら歩き出し
はぁ…俺の持ち味なのに…(並外れた美樹の心の広さに面白くなさそうに何やらぶつぶつ呟いて
ほんと呆れる、十分変われるじゃないか。
お前馬鹿だろ?(自分が抜けていることに気が付いていない美樹に呆れながら、ストレートに馬鹿であることを伝え
変われる……か……(チラッと相手を見て頑張ってみると呟き
私馬鹿なの?……(考えて
そっか私馬鹿なんだ!(答えが出ると教えてくれてありがとうと言い
あぁ、変われる…(「俺が変えてやる」聞こえない程の声で呟き
はぁ~~…(だめだこりゃといった様子で片手で顔を覆い大きくため息を吐き
じゃぁ頑張るね!(ニコッとして
えっ?今聞こえなかったよ~?(首をかしげて
えっ!?どうしたの!
幸せ逃げちゃうよ!?(なぜため息をつれたのかもわからず
何でもない、頑張れよ。(口を滑らした発言が聞こえていなかったことにホッとし
幸せね…、返してくれよ俺の幸せーっ(何も分かっていない美樹にまた一つため息をつき、上記を述べながら美樹の頭を掴みぐわんぐわん回し
うっ…お前ほんと悪魔みたいな奴だな…(この状況でも自分を保つ美樹に降参し手を離すと「じゃあ幸せにしてくれ」と少し真剣な表情で見つめながら呟き
悪魔?俺が?何か俺お前に悪いことでもしたっけ?(こちらにとっては本当に美樹が悪魔に見えるので自分が悪魔と言われたことに疑問を感じ
は?そんなの自分で考えろ。(少し馬鹿にしたように微笑みながら上記を述べると「それは俺に聞くことじゃない」と呟き
…最初冷たくて悪魔みたいだった(頬を少し膨らませ
だって結城君の喜ぶことって?(うーんと悩んで
じゃぁそばにいる(にこっと笑うと私がそばにいたいだけだけどねと呟き
なんだ分かってたんじゃん、俺が冷たくしてたこと。(天然かはたまたそう見せているだけか分からない美樹に「お前も俺のこと怖がってたんだな」と無表情で述べ
正解、馬鹿の癖によくできました。(自分の待ち望んでいた答えがそのまま返ってくるとニッコリと笑いながら上記を述べ、自然と美樹の身体を抱きしめていて
うん冷たかった…でも怖くないよ?だってすごく優しかったから(ニコッとして
あっ!馬鹿にした!(ひどいと呟くが抱きしめられてへっ?////と声を出して
お前が俺を幸せにすると言った、その責任はとってもらうぞ。今この瞬間お前は以前のお前じゃなくなった、そうだろ……?美樹。(自分よりも若干か細い相手の身体を腕の中におさめながら、告白とも似たような台詞を述べると初めて美樹を下の名前で呼び
(ゴールはどこでしょうか?個人的にかなり近づいてきている気がします!)
うん!(満面の笑みでそう言って
へっ…名前!(下の名前で呼ばれたのが嬉しくてふふっと笑い
(ゴールどうします?そろそろゴールがいいですか?
じゃ、学校行くか、とっくに遅刻だろうけどな(美樹を抱擁から開放して、携帯電話で時間を確認して、美樹に見せると上記を述べ
名前?気のせいだろ。(少し照れくさそうにフフっと笑ってみせると学校へと歩を進め
(美樹さんにおまかせしますよ!)
昨日も俺らがセットでいなかったから、もしかしたらバレてるかもな。(微笑みながらそんなことを呟き
誰が2回も言うかばーか(手をぱたぱたと振りながら「お前も下の名前で呼んでみたらどうだ?」と言い
(おっ?了解ー)
そうだな…(美樹の頭を撫でながら
何今更顔赤くしてんだよ、俺の女だったら男くらい下の名前で呼べなきゃなぁ。(頬を染めてる美樹を見れば悪戯っぽく笑いながら上記を述べ
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