主 2013-04-15 17:16:10 |
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貴音
あはは、やっぱり貴音はそっちのが似合ってるよ(寂しそうな表情から怒ってる表情に変わった相手を見て、
(一気にカラオケ行っちゃいます?←)
貴音
ん?どうしたの貴音!?顔真っ赤だよ!熱でもあるの!?(顔を真っ赤にする相手を見て熱を出したと思ったのか、慌てて心配そうに言い
し、しーっ!!(と相手の口に手を当てては一番後ろの席に今度は自分が引っ張って座り/
もう、そんな事大声で言わないでよっ!!
>遥
貴音
えっ?僕なんか悪い事言った?ていうか貴音、熱は大丈夫なの!?(手を引かれつつ、椅子に座る。そしてまだ気づいていないのか熱の心配を続け
熱じゃないから!!(元はといえばあんたがー・・と言いかけるが天然な相手には言っても伝わらないだろうと思い言うのはやめにして
>遥
貴音
よくわかんないけど熱はないんだね?(ホッ、と安堵の息を吐き
あっ!見て貴音!もうすぐ着くよ!(少し前に下車するバス停を見つけて
貴音
うん!(微笑む相手にこちらも微笑みを返し、ボックスに入っていく
……えっと貴音。僕こういうのやったことなくて…その、(受付まで来て、自分が今日初めて来たのを思いだし、相手に助けをもとめれば
貴音
そっかぁ…。良かった。僕のせいで貴音が怪我しちゃったらどうしようかと思ったよ(心のそこから安堵したように息を吐き、ニコっと微笑みかけて
あたしは平気だって!!そんなにあたしの心配ばっかりしてもらわなくても平気平気(と微笑んで見せ
じゃあ飲み物取って来るから(と足早に部屋を出て
>遥
貴音
あ、うん。じゃあお願いするよ(早足に部屋を出ていかれ、何もすることが出来ず
これで歌を選ぶのかな?何にしよう…(相手が出ていったあとデンモクを手に取りうーん、と悩み
はぁ・・・。(ジュース継ぎながら先程の出来事を回想し溜息をついては/
遥、好きな人いるのかな・・(と気がつけばそんな言葉を口にしていて
>遥
貴音
うまく歌えるかなぁ…、まあ初めてだし多少しょうがないよね(曲を選んでいるとふと、不安になり
にしても今日はこれて良かったなぁ…(先程までいた少女の方を向き、愛おしそうな目を向け「ありがとう」と呟き
や・・、遥って好きな人とかいるの?・・・えっ、えっとこれに深い意味は無いけどね!?ちょっと、ほんのちょっと気になっただけだからっ!!(と照れ隠しする様に手をブンブン振って
>遥
貴音
…?何で怒ってるの貴音?(言ったのに何故か怒られ、不思議そうに首をかしげ
…まあ良いや。でもね、やっぱり一番好きなのは貴音かなぁ(と今日一番の笑顔で微笑めば
別に何でもな・・・は?今何て?(と相手の言葉をもう一度確かめ/だがまた遥の事だ、恋愛感情とかそういうものではないのだろうと溜息吐き
>遥
貴音
ん?僕が一番好きなのは貴音かなぁ、って言ったんだよ(もう一度微笑み
文化祭も今日のカラオケも、貴音が居なかったらきっと出来なかったと思うし…(照れ臭そうに頬をかき
貴音
ん?何か言った?(ニコニコ微笑みつつ言い
あっ!そうだ、せっかくカラオケに来たんだから早く歌わないと損だよ!(と抱きしめる手を緩め、デンモクに手をやり
貴音
うわぁ~、なんか緊張するなぁ(緊張する、と言いつつも顔は喜びを隠せないのか緩んでおり、そして画面には「コノハの世界事情」と
(こちらもよく遅れるんで全然大丈夫です←)
(/うぁああありがとうございますぅぅお優しい!!)
ーー
(ふーん、画面を見ては興味ありげにたのしそうで良かった、と笑み零して)
>遥
そう?じゃあまた今度ついてきてあげる。(ふふ、と笑んでは頬杖をついて
(/いあいあいあこちらも楽しませてもらってますんで!!)
>遥
貴音
うん…、でもいつも僕の我が儘ばっかりだし……(自虐的な顔で悩み
そうだ!貴音はどこか行きたいところないの?(名案を思い付いたようで楽しそうに尋ねれば
(あああ!言ってるそばから急落ちすいません!)
貴音
え…、ははっ、じゃあ今度は遊園地に行こうか(普段大人しい相手が予想以上に食いついてきたので少し呆けたあと、嬉しそうに微笑み
(貴音さんマジ天使←)
あ、う、うん。行く!!(普段自分はあまり外出する事が少ないせいか期待に目を輝かせて
>遥
(/いやいや遥くん安定のイケメンです←
貴音
にしても意外だなぁ、貴音が遊園地行きたいなんて!(特に意識しているわけではないのだろうがどう考えても相手が怒りそうな言葉を言い
(寝てたら時計が落ちて起きてしまった←)
え、そう・・・?(と怒るかと思いきや真面目に落ち込んでしまい←
やっぱそうだよねぇ・・・。
>遥
(/あわわわ大丈夫ですかっ!!?)
貴音
あ、いや!そういうことじゃなくて女の子らしくて可愛いなぁ、って思っただけだから!(落ち込む相手を横目にあたふたしながら弁解し
(ちょっと切っただけなんで絆創膏貼ってます←)
(/左様ですかっ・・・、大事に至らなくて良かったです)
ーー
え、本当・・・?(と目に涙溜めながら顔を上げては相手を見て
>遥
貴音
ほ、本当だよ!良いよね遊園地!僕も楽しみだなぁ!(目を潤ませる相手に少しドキッとするが、すぐに遊園地に行っている自分達を想像して楽しそうに言い
(ご心配御掛けしました、嬉しかったです…)
(/いえいえ心配くらい当たり前ですん←心配させてくだs((
ーー
ん、そうだね・・・。(何だか微笑ましくなって此方も笑顔を零し
>遥
貴音
あ…。は、早く歌おう!時間なくなっちゃうよ!(見慣れない相手の笑顔に今度こそ完全に意識してしまい、誤魔化すようにデンモクを弄り
(貴音さん優しすぎて惚れまs←そろそろ他の場所に移動したいた思うんですけどどうでしょう?)
(/そうですねー・・。じゃあ帰りのバスに移ります?そこで貴音が寝ちゃって遥におっかかる・・みたいなのは私の妄想ですけどね←)
>遥
(/あい、了解しやした!)
ーー
遥、ほらバス来たよ。(カラオケの帰り、寒空の下でバスを待っていた。勿論時間がきたわけだから、バスも来た。隣の青年に声をかけ、バスが来た事を告げる。
>遥
(乗り込む際にふと見えた相手の表情に陰りがある事に気づき、席に座っては)そんな顔しないの。(と相手の額小突き。それと同時に、バスが発車するエンジン音が聞こえた。
>遥
貴音
いてっ、…あはは。貴音には隠し事出来ないなぁ(そこまで痛くはなかったが何となく雰囲気で額をさする。そして先ほどよりはマシだがまだ憂いを帯びた表情で「また来れるかな…」と呟き
(相手の表情を見て顔を歪める。なんでそんな事で落ち込んでるんだ、とバシバシ叩いてやりたいくらいなのだが、それでは落ち込んでいる相手に追い打ちをかけるだけ、しょうがなくここは対応の仕方を変えることにした。)またこれるっての。そんなに心配しなくてもいいよ。(と揺れるバスの中、微妙に笑みを見せる。)
>遥
貴音
(普段しかめっ面ばかりの相手が優しそうな笑みを浮かべる。気を使わせてしまった、と頭ではわかっているがどうもマイナス思考を抜け出せない。)…だと良いね。僕もまた貴音と一緒に来たいよ(乾いた笑みを返す。上手く笑顔を作れているだろうか)
(ネガティブな隣の青年は笑みを造っているつもりなのだろうと思うけど、まったく上手く笑えていないのだから、此方としてはなんだか苦い。もう、放って置いた方がいいんじゃないか、なんて考えが脳裏を過るが、何を考えているんだと思考を取り戻して、対応をする。)もう、らしくないっての。(一言そう言って、窓の外を眺める。これ以上話しかけても、今は無駄だと分かっているから。そんな事考えてるうちに、眠気が頭を覆い尽くす。そのまま、目を閉じて浅い眠りについた。)
>遥
貴音
(気まずくなったのか相手は自分から目線を逸らし、窓を見つめ始めた。やっぱりダメだなぁ、と思い、また気が滅入りそうになるが先ほどの事を思い出し、すぐに笑顔を作り相手に話しかけようとする)ね、ねぇ貴音…?(話しかけようと横を向いた瞬間、肩に軽い重圧がかかる。見るとそれは相手の頭で、本人はすぅすぅと寝息を立てていた。)…ぷっ、こんなとこで寝たら風邪ひいちゃうよ(そんな相手の寝顔が何だか可笑しく、クスリと笑う。そして自身が来ていたコートを相手に掛け)
ありがとう。と小さく呟いた
(薄く目を開けると、肩にはさっきまで無かった遥の香りがするコート。隣には反対側の窓の外を眺める遥が居た。寝ちゃったんだ、と思いつつ、周りを目だけで確認する。どうやら自分は遥に寄りかかってしまっていたらしい。重く無かったらいいんだけど、と思いつつも、案外この体制も悪くないから、バスが着くまでもう少し、このままでもいいかな、なんて。)
>遥
貴音
(肩にかかる柔らかい重圧を感じつつ、ボーっと窓の外を見つめる。景色から見るにそろそろバスが着く事がわかった。ふと相手の顔に目をやると、まだ眠っているのか先ほどと変わらず小さい寝息を立てていた。)えいっ(人指し指で相手の頬をつつく。意味はない。特に深い意味はないが相手に触れていたかった、欲張らない程度に貴音を感じていたかった)
うぁ・・・?(頬に感じる感触に目を見開いた。遥は寝てると思っていたのだろう。生憎二度寝はできず、目を閉じていただけだった。目が合うと相手はえ・・?と言う顔で此方を見る。それはそうだろう、寝ていると思った相手に触れたら大きく目を開けたのだから。それが自分でも大いに驚く。ふ、と微笑みを零して、ほら、着いたから降りないと、と言い放つ。内心、してやったりという感情が溢れていた。)
>遥
貴音
(頬に触れた瞬間、急に貴音は目を開けた。そして何故かしてやった!、と言った顔をしてバスを降りていった。確かに驚いたけどそこまで楽しそうに笑うほどだったのか。色々な考えがあたまに浮かぶが相手が喜んでくれたならよしとしよう。)うわっ…やっぱりまだ寒いや(バスを降りるとまるで別世界のように温度が低下した。自分のコートを相手に貸しているというのもあるがそれを差し引いてもやはり今日の冷え込みは普通ではなかった)
あ・・、寒い?コート返そうか?(相手は寒いらしく肩をさすっていて、身体が弱い相手のことを考えれば放っておける訳がなかった。まぁ、遥の事だから、貴音が寒いからいい、なんてお人好しな事言うんだろうけど・・。こんな時今時の女子高生ならピッタリとくっついてこれで寒くないでしょ?なんて事するんだろうか。生憎普通の女子高生で無い自分には不可能だということは自負している。そんな事をしようものなら穴があったら入りたい、どころではなく自分で掘ってでも入ってしまうだろう。)
>遥
貴音
ん?大丈夫だよ。貴音に着てて欲しいんだ(心配そうに此方を見つめる相手に優しく微笑みかける。カラオケで見た貴音は割と薄着だったし、僕のコートを脱いだらきっと風邪を引いてしまう、なんて事を考えて)それに、ちょっと寒そうだしね(ふと相手の手に目をやる。服の上からはわからなかったがよく見ると小刻みに震えていた)
確かにちょっとは寒いけどさ・・。(若干意地を張るも実は寒かったので有難くここはコートを借りることにした。ここから先は家へ歩くだけだし途中まではどうせ道は同じだ。まぁ其処で返せばいいよね。・・・だが其処まで行けば今日は遥と別れてしまうことになる。また明日も学校で会えるのに、なんだか今日は離れたく無い気分だった。)
>遥
貴音
(無言のまま帰路を歩く。なんだかんだ寒かったのか、貴音は大人しく僕のコートを着たままだった。意地っ張りな彼女にしては珍しい、と思いつつふと頭に浮かんだ言葉を相手にかける)ねえ、貴音。貴音って好きな人いるの?(先程カラオケで聞かれたからだろうか。ふと頭に浮かび、なんの意識もせず相手に問いかけ)
(何時もと何ら変わらない帰り道。変わった事と言えば、隣で歩く遥が驚く様な質問をしてきた事だろうか。)っ!?な、ななななんでっ!!?(言おうか言うまいか、それは悩んだ。もし、もし自分がそれを言ったとして、この気持ちが相手に100%伝わるわけでもない。そんな小さな賭けに乗るほど、今の自分は単純じゃ無かった。)
>遥
何でって…何となく?(ヘラっと笑い疑問系で返す。本当に理由などないのだからそうとしか答えられない。それにしても相手の動揺っぷりが半端ではない。これは本当にもしかするかもしれない)
(何となく、そういう類の返答がくる事は分かりきっていた。遥が好きなんだ。なんて口が裂けても言えないから、ここはどうにか誤魔化す事にした。)ん~、良くわかんない。(適当に返事をしては沈みかけている夕日を眺め)
>遥
貴音
あはは、どういう事なのそれ(良くわからない。そういうと貴音は夕日を眺め始めてしまった。いないという事なのだろうか、それを聞いて少し安心した。もし貴音に好きな人がいたら…少し、ほんの少し悔しいから)ねぇ貴…(話を切り替えようと相手の方を向く。言葉に詰まった。彼女の目は夕日に染められているにしてもあり得ないくらい赤かった。目を擦り、もう一度見てみる。するといつも通りの黒い宝石の様な瞳が映っていた)
な、なに。(苦し紛れにやっと出た言葉が、それだった。顔が熱い。今の自分の顔なんて想像がついてしまう。遥は、遥はどう思っているんだろう。自分の事を恋愛対象として、見てくれているんだろうか。・・そんな訳がない。自分はどうしようも無いくらいに現代の女子高生とはかけ離れているのだ。勉強もできなければ女子力があるわけでもない。ゲームだけが得意ないわゆる中二病的ネーミングセンスの持ち主だという事は、とっくに自負している。もしこんな自分でも、遥はあたしの事を女子として、好きと言ってくれるんだろうか。高望みだという事はわかっているけれど、思うだけならただなのだから・・、これは奥深くにしまっておこう。)
>遥
貴音
…貴音、今日は遠回りして帰らない?(相手の目をジッと見ながら言う。不安だった。先ほどの赤い目を見てからどうしようもないくらいに不安になった。根拠はないけど貴音が、どこか遠くに行ってしまいそうで。)ほら、せっかく学校以外の所に来たんだし今日くらいは(違う。言いたいのはこんな事じゃない。いつも、いつも言ってるはずなのに、何で今日に限ってこの口は動いてくれないんだ)
遠回りねぇ・・。寒いのに面倒くさい事わざわざ選んで。(ブツブツと呟きながらも何時もとは違う方向の道へ。なんだかんだ言ってみるが、断る事なんてしない。断る理由なんて存在しないし、遥と時を過ごせるなら遠回りする時間を惜しむ気はない。)
>遥
貴音
めんどくさいとは思わないなぁ、貴音と一緒なら(ヘラっと笑顔を向ける。まごうなき本心だ。彼女と居るときは何時だって楽しかった。今日も文化祭も、彼女といてつまらないと思ったときなんて一度だってありはしなかった)でも寒いのは変わらないよね…そうだ!(うーん、腕を組みつつ考える。そしてパシッ、と相手の手を掴む。これなら僕も貴音も寒くない、我ながら良いアイデアだ)
そうそう寒い事に変わりはな・・ってわぁぁあああっ///(自分でも驚く様な高くデカい声を出してしまった。周りをサッと見回す。よし、人には聞かれていない。と一人頷きつつももう一度相手に掴まれた手をチラリと横目で見る。・・あぁ、また顔赤くなってるよ絶対・・。言うまでもないだろう。だがこれは120%不意打ちをして来た遥が悪い、と自分に言い聞かせる。片手からは遥の体温が伝わる。冷たい自分の指とは対象的で、とても暖かかった。)
>遥
貴音
うわぁ!ど、どうしたの貴音?(僕が手を繋いだ瞬間、貴音がここら一体には全て聞こえてるんじゃないかという声を出した。何でこんな大声を出したのか全く見当が付かなかったが取り合えず適当な言葉を放ってみる)も、もしかしてトイレ?この辺にトイレあったかなぁ…(辺りをキョロキョロと見渡すがそれらしい建物は発見できなかった。
(どうやら相手は此方が声を上げた理由を勘違いしているようだった。)違うっての!トイレじゃないっ!!(と強く言い放ってずんずんと歩いて行く。遥はそれに引っ張られる形になるが・・。うわ、とかいいながらもついて来ている。そんな声を聞いて後ろにいる遥の顔を想像したら、つい面白くなってぷ、と笑みが零れる。さっきまでの感情は何処かへ行ってしまったかのようで。これを喜怒哀楽が激しいとでも言うんだろう。)
>遥
貴音
うわ…ま、待ってよ(何故か相手は怒りながらずんずんと歩き始めた。転びそうになるのを寸前で食い止め、後を追うような形で付いていく。すると相手は笑顔になり、楽しそうに歩き始めた。どこが面白いのか全くわからなかったが楽しそうな相手を見るとこちらもつい気分が高揚してしまい)待ってってばエネ!(と、とあるゲームネームの名前で呼んでしまった)
(エネ。その言葉にピクリと肩が跳ねた。エネというキーワードは自分の最上級NGワードに設定されている最悪なワードである。それを・・、今このタイミングで、遥に言われる事になるなんて。最悪極まりない。)あぁ?(と眉間にできる限りの皺を寄せて、目を細めて相手を睨むような形で振り返る。)
>遥
貴音
しまっ…(エネ。それは貴音にとって最大のNGワードと言っても過言ではなかった。どうも貴音はゲームの強い女の子は可愛くない、と思っているらしい。そんな事、全くといって良いほどないのに。とは言っても今現在、貴音は親の敵を見るような目で僕を見ている。おろおろしそうになるのをグッと堪えて、至って真剣に聞いてみる)…そんなに貴音はエネが嫌いなの?(なんだか偉そうな言い方になってしまった。これで相手が怒らないと良いけど…)
ええ?何?(聞こえてはいたけど、あえて聞き直した。やっぱりなんでもない。と相手が言ってくれることを期待したのだ。もちろんその声色は自分の出せる精一杯の低音で。ちなみに遥の問いの答えはこうだ。別に嫌いではない。何となくかっこいいからこの名前使ってるわけだけど自分かは言うのも恥ずかしいじゃん。と、そういうわけだ。)
>遥
貴音
や、やっぱり何でもない…(相手の声色を聞いて冷や汗をかく。おそらく今の僕は苦笑いを浮かべているだろう。にしてもこれは不味い。今の貴音は相当怒っている、何とかして機嫌を直してもらわなくちゃ、と思うが一向に良いアイデアが浮かばない)
あ、そう?うん、ならいいけど。(期待通りの言葉が返ってきた。取り敢えず一安心、安堵の息を吐いては握られている方の手を一瞥してふ、と微笑む。今、遥の隣に自分がいるという事が嬉しかったから。数分前の自分の気持ちはもう消え去っていた。)
>遥
貴音
(いいけど、そう言うと貴音は繋がれた手を見て笑顔を零した。良くわからないけど怒りは収まったみたいでいつもは中々見せない太陽のような笑みを浮かべている。しかめっ面ばかりだから誤解されがちだけど貴音は普通に可愛い。目つきの悪さとあのそっけなさを直せばその辺にいる女子高生なんて相手にならないくらいに。手を握る力を少し強めて隣を歩く。いつも引っ張ってくれる彼女に置いて行かれないように。少しでも、追いつけるように。)
?・・何考えてんの?(首を傾げて相手に問いかける。何か考え事をしているようだった。何を考えてるかとか、別に気になってる訳が無いわけでもない。何だか面倒くさい日本語の使い方だが、あえてきにしない←)はーるーかーっ!(一回目の問いかけでは返事は返ってこなかった故にもう一度。今度は先ほどより大きな声で言って見た。)
>遥
うわっ!きゅ、急に大声出さないでよ貴音…ビックリしたよ…(大声を出した相手を見る。急に大声を出されたと思っていたが相手の様子を見るにどうやら僕がボーッとしていたらしい。いや貴音の事を考えてたわけでボーッとしてたわけじゃないけど。)
遥が声かけても返事しないからでしょー。(と顔を歪める。遥が声をかけても返事をしなかったのは事実だ。まさか好きな子の事とか考えていたのだろうか。不意に悔しさが襲ってくる。畜生畜生、と頭の中で連呼した。)
>遥
貴音
あはは、ごめん。貴音の事考えてた(ヘラリと頬を緩ませる。貴音が目の前にいるのに、貴音の事考えてるって当たり前そうで当たり前じゃない。なんか日本語可笑しいな←とにかく改めて思うと僕は随分と貴音に依存している。もはや彼女なしの生活は考えられないくらいに)
はっ・・・?(貴音の事考えてた。その一言が現在のあたしの脳内を埋め尽くし、こだまする。あぁ、また顔が熱くなっていく・・。ばれない様にそっとしたを向いて馬鹿馬鹿馬鹿、と三回ほど呟く。もう駄目だ・・こんなにも長時間いるとここまで何回も赤面してしまうものなのだろうか。厭、遥の発言のせいだ、絶対にそう。絶対絶対ぜーったい!!)
>遥
貴音
ん?どうしたの貴音?(急に下を向いた相手を不思議に思い、そっと顔を覗き込む。自分で思ったより近くに行ってしまい、少し動かせば唇がくっついてしまうんじゃないかと思うほどに。よく見ると相手の顔はほんのりと赤くなっていたが、それが何を意味するかは理解できず)
は、遥・・/////?(吐息がかかる程の距離が自分に耐えられる筈もなくて・・、案の定顔を真っ赤にして固まってしまう。その顔には何時もの目つきの悪さはなくてただただしおらしく真っ赤に染まっていた。)な、なんでも・・な、い・・//
>遥
貴音
……あっ。(最早目で見てハッキリと分かるほどに貴音の顔は赤くなっていた。初めはどういうことだろう、と思っていたがふと、貴音の吐息がかかり、今自分のやってることを再認識した。そう、これじゃまるで…)ごごご、ごめん!そういうつもりじゃなくて…、あの、その……(直ぐ様貴音から距離をとる。貴音も真っ赤だったけど、今の僕もそれに負けないくらい真っ赤になっている事だろう。とにかく何か言わなくちゃ、と思うが相手を、貴音を意識しすぎて上手く言葉が出てこなかった。)
いや・・、うん。(と顔を赤くする相手を見ては気まずくなり視線逸らし/キス・・されるかと思った。とか細い声で呟いてはどうしていいか分からず手で自分の服の裾をぎゅっと掴み。
>遥
貴音
っ…!///(キスされるかと思った、と呟く相手を場違いながら可愛いと思ってしまい目をそらす。どうしよう…されるかと思った、って事はされたくはないって事だよね?いやまあそれは当たり前なんだけど…)た、貴音!(取り合えず黙ってたらもたないと思い、咄嗟に声をかける)
え・・、何?(いきなり大きな声を発する相手に驚きつつも冷静を装い返事をする。こんな時どうゆう風に接すればいいんだろう・・。変に素で接するよりも冷静を装ったほうが正解だろうと考え、あえて何も考えていないように振る舞う。意識されても困るだろう。遥は天然だし、少なくともあまり気にしていないのだろう。顔を赤くしていたのはあたしの反応に驚いただけだろう。)
>遥
貴音
えっと、(声をかけたは良いが何を言って良いか全く思い付かない。いつもなら考えなくてもスラスラ出てくるのに今日は何か上手く言葉が出てこない。ふと相手を見る。冷静を装っているつもりなのだろうか。だとしたら貴音には演技の才能はない、なんて事を考えて。)ぷっ、あはは(そんな貴音の姿を想像したら何故か可笑しくて笑ってしまった。)
なっ・・!?(遥は何を笑っているのだろう。考えられる事は一つ。あたしを見て笑ったという事。何故ならさっきからその視線はあたしからまったく動いてない。)そんなに笑わなくてもいいじゃんっ!!遥の馬鹿っ(言いたいだけ言うとつん、とそっぽを向いてしまう。これはまぁ自分の悪いクセだ。直す気はないけど←/暫くそのまま歩いていると、曇っていた空から雷の音が聞こえてくる。これはやばい)っ!!(とにかくこの時はものすごく焦っていた。自分の行動なんて気にも留めなかったけど・・。遥とは距離をとって歩いていたはずが、今は遥の腕に自分から抱きついていた。言い訳をするならそれは雷のせいだ。)
>遥
貴音
あ、(ふと上を見上げるとゴロゴロ、と雷の音が聞こえた。音からするに割りと近いところにあるみたいで、遠回りしたのは不味かったかな?なんて思った。僕は良いけど貴音が危ない目に合うのは絶対に許せないし。歩くペースを早めようとすると小さい悲鳴を上げて貴音が僕の腕に抱きついてきた。)えーっと、貴音。もしかして雷怖い?(自分の腕に抱きつく彼女に苦笑を浮かべつつ訪ねて)
そんな事ないっ!!は、早く・・行こ。(怖くないなんて無論嘘だった。隣に遥が居てくれるからまだマシだけど・・。本来なら道端にしゃがんで動けなくなる程だ。雷が鳴る度に肩がビクッと跳ねる。)っ!!・・は、遥・・(抱きついた腕は解かず。相手の名前を呼ぶ。今は恥ずかしさとか気にしてる場合じゃない。とにかく雷が怖くて仕方なかった。)
>遥
貴音
うん、大丈夫。雷が無くなるまでずっといるから(抱きつかれていない方の手でそっと貴音の頭を撫でる。普段は強気で僕なんかよりよっぽど男らしいけど、雷を怖がる辺り、やっぱり普通の女の子なんだなと実感させられる。)取り合えず何処か建物に…(無いとは思うが万が一のために隠れられる建物を探す。しばらく辺りを見渡しているとそこには見慣れた自分達の学校があって)…まあ生徒だし大丈夫だよね(と、至って自己中心的考えをした後、震えている彼女を優しくリードして学校へ入っていった。)
(優しく撫でてくれる遥の手が随分と暖かくて・・。震える手を軽く引っ張ってくれる遥が、何時もより何倍も男らしくて・・。何時もは天然でマイペースな時に肝心な時はちゃんと男前なんだから。そんな遥の事を、好きで好きで仕方ない。今だって心臓の鼓動は何時もより早い。この気持ちは・・ちゃんと遥に伝わっているかな・・。)
>遥
貴音
(取りあえず学校に入り、僕らの教室に向かう。向かう途中窓越しに外を見てみると雷どころか雨が降り出していた。長丁場になりそうだなぁ、と思いつつも今の貴音を一人にはしていられないしと自分に喝を入れて)雨を降ってきちゃったし、天気が落ち着くまで少しここにいよう。何か欲しいものとかある?(貴音を椅子に座らせて、尋ねる。欲しい物って言ってもこの部屋にあるものは限られてるけど)
ん、分かった。(雨が止みそうに無いところを見ると、これが正解だろうと自分も思い。弱くなるまでは此処にいようと思った。遥も居るし別に心配は要らない。/欲しいもの、なんて・・、別に無いけど。しいて言うならば遥の心が覗ける能力。だろうか。あぁやっぱり中二病くさいな。と思いつつも今は平気かな。とだけ遥に告げて薄暗い窓の外を眺めた。)
>遥
貴音
……結局いつも通り学校きちゃったね(暫くの沈黙の後、そんな事を口にする。休日だからという理由で遠回りしたのに結局学校に来て、いつもの席に座っている。これじゃいつもと変わらないな、なんて事を考えながら先程まで怯えていた相手を見る。多少落ち着いたのか今はいつも通りのふてぶてしい、なんて言ったら貴音は怒るかな、強気な表情が浮かんでいた)
寒・・。(少し前から心配になってはいたがやはり校舎の中は相当寒かった。でもまた遥に迷惑かけるわけにもいかないき、ここは我慢しようと寒さを紛らわせるため、壁にもたれかかる。このまま眠ってしまいたい。家なんかに帰れなくていいのに・・。)
>遥
(寒い、と貴音は呟いた。その言葉でふと周りの温度を感じてみる。外ほどではないが教室の中も随分と冷えていた。正直な所寒い。でも僕より目に見えて震えてる貴音を見たら寒さより彼女をどうにかしてあげたい、という気持ちが沸き上がってきた。)……そうだ!(椅子を近づけ相手との距離を縮める。急に大声出して接近してくる僕を何だコイツ、って顔で貴音が見ていた。そんな貴音にニコッと微笑んだ後、彼女の背中に手を回しこちらに抱き寄せ
馬鹿っ!!先生とか来たらどうすん・・の(流石に見つかるのはまずい、と思いもしたが文句を言ってる途中に遥の手の力が強まった。知らないから。とだけ告げて知らないからゆっくりと手を回した。今この教室には静寂が漂う。けど確かに其処に遥の体温はあった。いつからこんな男前になったのか・・・)
to遥
貴音
(何か貴音が言ってるみたいだけど全く耳に入らなかった。抱きしめる力を強めると貴音は顔を赤くしながらゆっくり僕の背中に手を回した。うん、やっぱりこの方が暖かいし、それに…なんか幸せだし。へらっと頬を緩ませる。貴音はどう思ってるのかな、嫌がってないと良いけど。なんて抱きしめた後に考えて)
(暖かい・・。このまま眠ってしまおうか、なんて考えてもしまう程。けどこんなに甘い雰囲気に長くは耐えられなかった。沈黙とはまた違う空気。流石にずっとこうしているわけにもいかない。すっと遥のわきから手を抜いて穏やかな手つきで軽く遥の肩を押し戻す。)有難う。もう平気。(と小さく言う。こんなに遥にばかり気を遣わせていいのだろうか。かといって自らそんな行為ができるわけでもない。らしくないって思われるのは嫌だったし、何より後々自分のした事を思いだして悶えるだろうな。という思考が頭の中で浮かんだからである。)
to遥
貴音
あ、うん(俯きながら言う貴音の表情はどこか暗かった。やっぱり嫌だったのかな…、なんて事を考えてしまう辺り僕もいつもとは違うらしい。こんな事普段は考えるどころか頭にすら浮かびはしなかった。)なにかあったら…言ってね(小さく相手に微笑みかける。貴音も色々不安なんだろうし、少しでも不安のあるところは見せたくなかった。)
(ほら、また捨てられた子犬みたいな顔して・・。意外と分かりやすいところあるんだから。遥、と小さく声をかける。振り向いた遥の頬を人差し指で突く。)湿気った顔されると困るんですけど。(ふ、と微笑んでみる。)
to遥
貴音
何・・あっ(名を呼ばれ振り向くとそこには貴音の人指し指があり、僕の頬に当たる。僕が驚いた顔をすると貴音は楽しそうな、それでいて優しそうな笑みを浮かべた。)湿った顔なんて・・(やっぱり貴音には隠し事は出来ない。いや、僕が顔に出やすいだけなのかもしれないけど)そう言う貴音だってさっき泣きそうな顔してたじゃない…(隠せなかったのが悔しくて、相手には聞こえないくらいの声でボソッと呟いた)
(か細い声があたしの耳に薄っすらと残る。)何?バレてた?(と苦笑いを浮かべては遥が心配するような事じゃないから。とこの話題から遠ざけるようにして言い放った。だって・・、万が一にもこの気持ちが遥にバレるような事があってはいけないから。優しい優しい遥。それに比べて何処にも取り柄がない人並み以下のあたし。性格だって思ってるよりキツイ。だから、遥が好きな人がいるなら応援しようと、決めていた。)
>遥
貴音
(心配するような事じゃない、と貴音は苦笑いを浮かべながら言った。それはつまり僕なんかじゃ貴音の事を助けられない、ということなのか。もちろんそんなつもりで貴音が言ったんじゃないのはわかってる。けどやっぱり心配すら出来ないというのは少し寂しい)何かあったら言って、って言ったよね?僕ってそんなに頼りない?(若干苛立ちを含んだ声で言う。貴音に怒ってる訳じゃない。彼女をこんな顔にしてしまう情けない自分に対して。)
(/遅くなってすいません!)
ーー
遥・・?(遥のいつもと違う様子に驚いた。頼りないとかそういうわけじゃない。遥が優しくて頼りがいのある人だって事は充分理解してる。こっちだって遥に気を遣わせるわけにはいかないのだ。それが気持ちのすれ違いに繋がると分かっているけど。我儘を言って遥にばかり迷惑かけたくない。だってあたしがけど・・どうすれば?どうすればいいんだろう。本当に我儘言って良いのか?駄目。それでは遥を困らせるだけ。)
>遥
貴音
(ああ、まただ。僕はまた貴音にこんな顔をさせてしまった。困ったような、それでいて何処か悲しそうな顔。貴音はよく自分は我が儘だと言う。そんな事はない、それを言うなら僕の方が何倍も我が儘だ。今日だって僕の我が儘で来た。貴音が人に迷惑をかけるような我が儘を言ったことなんて一度だってありはしなかった。)もっと僕を頼ってよ!我が儘言ってよ!いつも貴音は人の事ばっかり考えて!たまには自分の事を……(ゴホッゴホッと咳き込む。慣れない大声を出したせいか体がついてこなかったらしい)
(いえいえ、全然大丈夫ですよー)
(ありがとうございますぅぅうう!!←)
ーー
・・・っ・・・遥っ!?(遥の大声に気圧されていたがやはり無茶しているのだろうか。咳が止まらない。)遥・・(と小さく名前を呼んでは背中を摩る。)ありがとう。ありがとう遥っ・・(涙ぐむ目をこすって、堪らずあたしは遥に抱きつく。恥ずかしいとか今はそんな事考えてる余裕は無かった。遥に触れて、その体温を包んであげたかった。)
>遥
貴音
僕の出来る事なら何でもするから…だから…(もっと僕を頼ってよ。と言う前に咳が出る。君を泣かせたり、怒らせたりばっかしている僕じゃ無理かもしれないけど、少しでも君の役に立ちたかった。引っ張られるだけじゃなくて隣を歩いていたかった。貴音の顔を見ると、涙がボロボロと零れていた。また泣かせちゃったなぁ、なんて事を考えながらそっと君を抱きしめた)
(こちらこそいつも置きレス感謝です!見るたびにロルとか凄くて小躍りしながら見てますよ!←)
(いえいえいえ遥くんイケメンすぎて鼻血モノですよ←)
ーー
馬鹿。馬鹿馬鹿馬鹿。(涙が溢れてくる。ああもうどうしようも無いな。やっぱり遥の腕の中は暖かい。こうしてる間が一番幸せと言っても過言ではない。遥に触れて、視線を絡めて、互いの体温を感じて、気持ちを確かめ合いたい。こんな考え方のあたしはきっと遥に依存しているのだろうなと苦笑いがこぼれる。でもこれが一方的な愛の形だとしたら・・?。やめだ。そんな事を考えたくはない。今はただこの空気に浸っていたい。)
>遥
貴音
馬鹿って…酷いなぁ(苦笑を浮かべる。自分でもわかるくらいにぎこちない笑顔だなぁ、と思った。でも僕まで泣いてたらきっと貴音はまた無理をして明るく振る舞うだろう、自分を隠して。なら僕が笑っていなくちゃ、少しでも貴音を安心させられるように。)…貴音(優しく声をかけて、指で涙をすくいながら)どんな事なのかはわからないけど…たまにはちゃんと話してよ、僕じゃ役不足かもしれないけど一生懸命貴音の力になるから
(ありがたすぎるお言葉!此方こそ貴音ちゃん可愛すぎてもうショック死しそうですよ!←)
充分だよ。遥で良いの。遥がいい。遥じゃなくちゃ嫌。(言い終わってから精一杯の力で遥を抱きしめる。遥が何処にも行かないように。遥が名前を呼ぶ度に心臓が高鳴る。もうこのまま・・、このまま遥とずっとずっとこうしていたい。息途絶えるまで。)
(/わぁああ嬉しいですううう)
>遥
貴音
そっか…僕で良かったんだ(貴音が僕の名前を呼ぶたびに心臓が煩くなる。こんな状況になって今頃気付いた、僕は君のことが好きなんだ。友達としても、女の子としても。理解してしまった途端に一気に顔が赤くなるのを感じた。不味い、いや不味くはないんだけどこんな顔を見られたら何だか恥ずかしい気がする)
はぁ・・それにしても、雨が止む気配は無いね。(相手からそっと離れて、雨音がする窓の外を見つめる。だが数秒待っても返事は返ってこない。)遥・・?(不思議に思い遥の方へ首を回す。)遥っ!?(視界に映ったのは何時になく顔を真っ赤にして此方を見ている遥だった。)ちょっ、えっ!?遥!!?(この状況に自分はどうしたらいいか分からず慌てる。)
>遥
貴音
えっ、あっ!ど、どうしたの貴音?(顔を赤くしてる僕を見て驚いたように貴音が声を上げる。取り合えずなにも言わないのは気まずいので何があったのか訪ねる。端から見たら、いや端から見なくてもそれはただの照れ隠しであった。)
いや・・、顔を赤いよ?まさか熱でもあるんじゃ(雨に濡れて風でもひいたのだろうか。相手の額に触れると案の定熱かったけど・・、これは熱のせいなのか、それとも・・。)おーい、遥ー?(返答は無し。ボーッとしている。少し心配になったからずいっ、と顔を近づけて遥をじっと見つめる。こうすれば流石に何か反応はしてくれるはずだ。)
>遥
貴音
……っ!?な、何でもない!(グイっと顔を近づけられる。それだけで顔の火照りが蘇るのを感じた。何となく貴音の気持ちがわかる気がした、いつもこんな事してたのか僕は。顔を背けようとするが何故か相手の顔から目が離れなかった。)
本当に何でもないの・・?(明らかに何時もとは違う様子に目を疑う。遥が顔を真っ赤にして焦っているのだ。いったいどういう事なのか・・。)顔赤いってば(半ば強引に手を伸ばして遥の頬に触れる。するとまたみるみるうちに赤くなっていく遥。・・・もしかして、照れてる?あの遥が?いきなりどうしたっていうんだ。そう思うとこっちまでなんだか意識してしまって伸ばしていた手を引っ込めた。)
>遥
貴音
(貴音の指が僕の頬に触れる。それだけで顔がさらに赤くなるのがわかった。意識するとしないではこんなにも違うのか…。何もすることが出来ずに黙っていると貴音は何かに気付いたらしく、若干顔を赤らめて手を離した。貴音は僕の事をどう思ってるんだろう、…やっぱり仲の良い友達、とでも思ってるのかなぁ。)貴音、今日はもう帰ろう。雨も止みそうにないしあんまり遅いと家の人が心配しちゃうよ(今はまだ言えない。今の貴音は色々あって不安定になってるし、なんかつけ込むみたいで嫌だ。だから次。また貴音とこうして出かける事があったらその時はきっと…)
え、あ、うん・・。そうしよっか・・。(止みそうにない雨の音を聞きながら、窓の外を一瞥して遥の方へ向き直る。)傘、持ってる?(自分は常に傘を持ち合わせているわけでは無い。折りたたみ傘を常持しておけば良かったのだ。・・相変わらずの女子力の低さにうな垂れる。だが今更無理に女の子っぽく振舞ったところでなんなのだ。もう自分の性格を遥は知っているし・・って、ほらまた遥の事意識してる。考え出すと止まらない。けど全ての思考は必ず遥に繋がってしまう。こんな時遥なら・・これを聞いた時遥は何で思うだろう。とか、遥のことばっかり。認めたく無いけど今のあたしの頭は遥遥遥。遥一色だ。なんて考えているうちに遥からの返答は返ってきた。)
>遥
貴音
うん!折り畳み傘だけどね(そう言って僕はカバンから黒い折り畳み傘を取り出す。一応念のために入れておいて良かった。僕はともかく貴音をびしょ濡れで帰すわけには行かないしね。傘を取り出した後、ノロノロと昇降口に向かい、靴を履き替える。雨は弱まるどころかいっそうその強さを増していた。)やっぱり凄いね…、っと。はい貴音、ちょっと狭いけどごめんね(ザーザー、と降り続ける雨に苦笑し、傘を開く。やっぱり狭いなぁ…、傘は自分一人でも雨が肩に当たりそうな大きさだった。貴音一人に渡しても良いんだけどおそらく受け取らないだろうなぁ。)
全然。無いよりはマシじゃん。(あぁ・・、また無愛想になった。けど今のはどう答えれば?変に誤解されるのも嫌だしな・・。チラ、と遥の方を見てみる。うっ・・、距離近っ!!いや決して嫌なわけではない。そう決して。ただこの距離で話すなんていうのは・・。意識してしまわないわけがない。・・・もう一度チラ、と目だけで遥を確認する。前から思っていたけど遥は意外に身長が高い。あたしよりも結構上だ。・・それを考えていたらよからぬ考えが脳裏をサッとよぎる。キスするときどうすれば、なんてね。まぁ、万が一にもあり得ないと思うけど。大体あたし達は付き合ってなんかないし。付き合ったとしても・・キ、キス・・・とかっ!!!くっそ、今のは忘れよう。うんうんと頷いては雨に濡れたアスファルトを踏みしめながら歩いた。)
>遥
貴音
いつもかさばってるだけだったんだけどね、初めて役にたったよ(無愛想に言う貴音に対してニコっと微笑み返す。別に無愛想だからって嫌な気分になったりはしない。たんに不器用なだけで本当は凄く優しいって事を僕は知ってるから。雨の中、二人で歩いているとふと貴音の視線がちょいちょいこちらに向けられるのに気付いた。こっちを向いては頭を振ったり、俯いたり、挙句の果てには何かに納得したような顔をして頷き始めた。…風邪引いちゃったのかな。生暖かい目で貴音を見ていると見慣れた景色が映る。学校から少し離れた貴音の家だった)
ありがと。送ってもらって悪いね。また明日(ひら、と手を振って見せると直様家の中へ駆け込む。此処でぐだぐだしていると別れるのが嫌とか思ってしまうからだ。・・あ、もう思ってるか。もう少し気の利いた言葉が言えれば、とか今更な思考を巡らせたり・・、いつからこんなめんどくさい奴になったんだろう。ていうか、此処で後悔するよりも窓の外から今日はありがとうとか叫んでみればいいんじゃないか・・。ドタドタと二階へと繋がる階段を駆け上がり自分の部屋へ。がらっ、と窓を開けると歩き出した遥が窓を開ける音に反応して此方を見上げる。)遥ーっ、また行こうねっ!!絶対!!(いい終わるとピシャッ、と窓を閉めた。)
(/次の場面ってどうします?)
>遥
貴音
(家に着くと同時に貴音は素早く家に駆けこんでしまった。お別れ言い忘れちゃった…、と俯いていたら二回の部屋の窓が開き、ひょっこりと貴音が顔を出した。そしてまた一方的に言えば窓を閉めてしまい、開く事はなかった。)うん、また行こうね絶対(ポツリと呟く。今の自分は人には見せられないくらいニヤニヤしているんだろう。今の相手の行動のどこにニヤニヤする要素があったのか、自分でもわからないけど頬の緩みが止まる事はなかった。わかっていたけど改めて感じる。僕はこんなにも…)貴音の事が好きなんだなぁ…(なんて事を呟き、今度はどこに行こう…と頭を悩ませながら自宅へ向かった)
(またどこかに行くか、コノエネで過去回想形式にするか、このどちらかですかねー)
次あれ乗ろうあれっ!!(はしゃぎ気味で、ジェットコースターを指差して言う。此処は有名な遊園地である。ここまでに至るには色々あるわけだが・・、簡潔に述べるならばあたしの方から半ば強引に遥を誘い、遊園地に遊びにきたというわけだ。ん・・?遥って絶叫系平気なんだろうか・・。まぁいいか。全く意識なんかせずに遥の手を引いてジェットコースターの方向へ走り出した。)
(コノエネの方どうしますかっ・・!!)
>遥
貴音
わわっ、待ってよ貴音…(カラオケで約束した通り、後日僕らは遊園地にやって来た。貴音は相当楽しみにしていたらしく今日のはしゃぎっぷりはいつもの貴音からは想像出来ないほど楽しそうだった。そんな貴音を見てるとこっちまで楽しくなってきて、今日は楽しむぞ!という気になる。次はあれに乗ろ!、という言葉を受けてどれどれと頬の緩んだ情けない顔で見る。が、その笑顔は次の瞬間瞬く間に凍り付いた。ジェットコースター。この遊園地の主役とも言ってもいいこの機械は同時に絶叫製造機としても有名で気絶する人間が後を経たないとか。)貴音っ……、(と言いかけて直ぐ様口を止める。何を言おうとしてるんだ僕は、今日は貴音に楽しんで貰うために来たんだ。これくらいの事でやめようなんて言って良いわけがない。覚悟を決めて、貴音の手を握りジェットコースターの全容を見る。……ちょっと不味いかも。)
(アジトで話をしてるか、此方も遊園地に来てシンタローからスマホ借りてる設定にするとか…、くらいしか思い付かないです←)
結構並んでるけど・・やっぱりやめておこうか?(いざジェットコースターの真下まできてみたが相当の行列だった。どうするか悩んだけどあたしには一目で分かった。遥は絶叫系が苦手だと。だがどうも此方に気を使っているらしいからあたしの方からきりださないとね。無理して乗ってもらっても楽しくはないでしょ?)
(/そうですね、じゃあ遊園地設定で行きましょうか!)
>遥
貴音
えっ?せ、せっかく来たんだから乗ろうよ(一目でわかった。貴音が僕に気を使ってやめよう、と言っているのが。おそらく顔に出ていたんだろう相変わらず隠し事の下手な自分が嫌になる。かと言ってここで引いたら本当に何しにきたかわからない)もしかして…実際に見たら怖くなっちゃったの?(ニヤリと意地悪そうな笑みを浮かべる。彼女の性格上こういう事をされたら乗らないわけがないと知っているからだ)
(了解です!絡み文出しますね!)
エネ
ありがと、じゃあ借りるね(そう言って赤いジャージの少年からスマホを受け取る。別にスマホが使いたかったわけじゃない、本当に用があるのは彼のスマホの中にいる電脳少女にだ。今日はメカクシ団全員で遊園地に来ていた。だが猫目の少年が『それじゃあいつもと同じでつまらない』と言い、男女のペアで回る事になった。クジ引きの結果、僕はエネと回る事になり、ジャージの少年からスマホ、もといエネを貸してもらったのだ)エネ、いる?(真っ黒な画面に声をかける。暫くすると何もしていないのに電源が付き、画面に青い少女が現れた)
(あっ…難しそう…←)
なっ!?んな訳ないでしょっ!!乗るに決まってんじゃん!!(あぁもうっ、気遣って損した!!あたしが怖い?そんな訳ないじゃん。上等だ乗ってやる。内心、心の何処かでやっぱり遥は気を遣ってるんじゃないか、と考える自分もいたけどそんな小さな考えはすぐに押しつぶされる。待ち時間は役30分程だった。案外少ない待ち時間に安堵しつつ再度遥の手を引いて列の最後尾へ。)
>遥
ご主人、お呼びですかっ!?・・ってあれ?コノハか。何か用事でも?(画面を覗き込む彼に適当に返答をする。本当は一緒に遊園地を回るペアが一緒だということも知っていたけど特に意味もなくそう言って見た。)
(/げふっ・・ロル短くてすいません。次から頑張りまs
>コノハ
貴音
案外早く乗れそうだね~(遊園地の顔というくらいだから一時間くらいは待つものと思っていたが意外にも待ち時間はそんなでもなかった。やはりこの重力を完全に無視した設計を怖がる人が多いのか、今の僕みたいに。チラッと貴音の表情を伺う。貴音は僕の挑発でムキになったような、それでいて何処か楽しそうな顔をしていた。思わず笑みが零れる。この顔が見れただけでも今日ここに来て良かった)
エネ
えっと、今日僕とエネ、二人で遊園地回る事になったから(無表情で画面を覗きながら言う。前から何となく思っていたけどエネは僕に対してどこか一線置いている気がする。今の返事だってどこか他人事のような気がするし)エネ、何処か行きたい所ある?(歩きながら再び画面に目をやり、問いかける。)
(いやいやw此方も全然短くて…無表情キャラは初めてなんで至らぬかもですがよろしくです!)
何ニヤニヤしてんの。(じ、と相手を横目でみる。今の遥は何時もより数倍顔が緩んでいた。楽しいなら・・良いんだけどさ。ホントに此れ平気なのかな。そんな思考が脳裏をよぎるけど気にしない事にしよう。あくまでも気にしない方向で。・・・何十分か待つと予定通り順番が回ってきた。)よし、遥乗ろっか。(足早にジェットコースターに乗り込む。勿論一番前の席。此処が一番楽しいに決まってる。)楽しみだね。・・?(ふと遥の顔をみると先程の表情はそこにはなく、顔面蒼白な遥。あーぁ、やっぱりね。と苦笑いを零すけど勿論もう引き返す事などできない。何で無理するんだ馬鹿。と心の中で呟くとジェットコースターは動き出した。)
>遥
あぁー、そうなんですか、いや、まぁ知ってましたけど。ご主人誰と回ってるんだったかな・・(と独り言を呟きながら画面の中を徘徊する。行きたい所なんて・・。)
コノハの行きたい所でいいですよ?無いんですか?ありますよね?(詰め寄るように画面に自分をドアップする。こうでもしないと恐らくコノハは返事すらしてくれないだろう。)
(/ロルェ←私も電脳少女始めてですか頑張ります!)
>コノハ
(不味い。約三十分の待ち時間を経て僕たちはジェットコースターに乗り込んだ。席は貴音の希望により一番前、座席につき安全ベルトを締めると、すぐにコースターは発車した。そしてガタンガタン、と頂上に向けて、その車体を動かし始める。途中までは良い眺めだね~、なんて事を言っていたが一行に下る気配を見せないコースターに徐々に不安が集まる。…いつまで上るのかなこれ。……ガシャン!そんな事を考えていると車体が急停止する。いつの間にか頂上に到達していたのだ。)あー…これはヤバいかも……(冷や汗と共に乾いた笑みを浮かべる。貴音っ、と呼ぼうとしたときにはもう車体は急降下を始めていた。その後の記憶はあんまり覚えてない。辛うじて思い出せるのが下車後の貴音が泣きそうな顔をしていた事くらいだ)
エネ
僕の行きたい所……?(無表情で首を傾げた後、キョロキョロと辺りを見渡す。遊園地と言うだけあって沢山のアトラクションがあった。)あっ、(目に入ったのはカップの形をした乗り物。いわゆるコーヒーカップというやつだ。)エネあれに乗ろう(スマホの画面をコーヒーカップに向けて同意を求める。スマホの中からはえー、子供みたいですよ。という返事が帰ってきたが耳に入らずコーヒーカップへ歩いていく。……何でだろう、ここは愚か、遊園地に来るのすら始めてなのに僕はこれに乗ったことがある気がする)
遥・・どーよ、たの、楽しかったで・・しょ?(息も絶え絶えに遥に語りかける。本当の事を言えば・・物凄く怖かった。今すぐ膝から崩れ落ちてしまいそうな程。遥だって相当キツかったはずだけど今はもうそんな事考えてる場合じゃない。強がるのに精一杯だと自覚している程。)じゃ、じゃあ次はアイスでも食べに行こうか・・(そう告げるとフラフラと足元がおぼつかないまま歩き出した。)
遥
わっ・・もう、何だか強引ですけど・・。(頬を膨らませるけどコノハはもう画面すら見ていないようだった。)こんなの絶対に目が回って気持ち悪くなっちゃいますよー。って少しは話を聞いて下さいよもうっ!!(ブツブツと文句を言いながらもどうする事もできないからそのままコノハの持っている端末からひたすら叫んでやった。)
コノハ
う、うん…楽しかったね…(ぎこちない笑みを浮かべて言う。冗談抜きで死ぬかと思った、ジェットコースターとかに慣れていそうな貴音さえ泣きそうな顔で隣をヨロヨロと歩いている。何とかしてあげたいけど今気を抜いたりしたら逆に迷惑をかけそうな気がして…)アイス!?うん!行こう行こう!(遊園地のアイスかぁ…どんなアイスなんだろ?、そんな事を考えていると先ほどまでの疲労感なんてなかったかのように体が動くのがわかった。我ながら単純だなぁ、)
貴音
うわっ…これ回るよエネ(目をキラキラさせながら画面の中の相手に語りかける。画面を覗くとエネが何だか不機嫌そうな顔をしている。…何でだろう?思わず首を傾げるがすぐにああ、と何かを思いついたようにポン、と手を叩く。)これじゃ景色が見えないよね、ごめん(そう言ってスマホの画面を外側に向ける。僕は見えるけどエネは画面の中からしか見えないから拗ねていたんだ、なんて思い込み)
エネ
ていうか・・・ここどこ(未だに気分は戻らないが、アイスを求めて二人歩いている訳だけど・・・この広い遊園地の中、現在自分達が何処にいるのかさえ分からない現状。あいにく地図ももらっていない。)遥、分かる?(分かるわけないか。と心の中でつぶやきつつ話しかけた。)
遥
貴音
うーん、わかんないなぁ…(注意深く歩いているけどそれらしき建物は見当たらない。貴音も段々疲れてきたようでいつもの強気な表情はなりを潜めていた。何とかしてあげられないものか、男勝りとは言えどやっぱり貴音は女の子なわけだし……)そうだ!(大声を出す僕を貴音がジト目で見てくる。それに微笑みを返し、貴音を抱き上げる。俗に言うお姫様だっこだ。)
わぁぁあああっ、目が回るから余計な事はしないでくださいいいっ(景色が見えれば同然目も回ってしまう。このコーヒーカップ、速度が半端じゃない。・・・しばらく回り続けるとコーヒーカップ止まった。)目がまわっておかしくなりそうですよ・・。(みたところコノハは何でもなさそうにしている。何故・・・!)次何処行くんですか・・(溜息をつきながら尋ねる。基本遊園地だから色々あるけど・・私はその時目に入ってしまった。)あっ、あれ乗りましょう!!あれっ!!(私が見つけて指をさしたのは遊園地の目玉。ジェットコースターだった。)
>コノハ
わぁあああっ、遥っ、ちょっ、自分で歩けるからっ!!(いきなりすぎてビビった。遥の腕の中でジタバタするけど落ちちゃうよ?なんて言われると抵抗は弱くなる。ていうか、何故いきなりお姫様抱っこなのっ!?恥ずかしいじゃん他の人に見られたらなおのことだよ・・!絶対に知り合いとかいませんよーに。いませんよーにと何回も唱えてから私は冷静を装い)遥、でこのままどうしようっての?(とあくまでいつも通り聞いて見た。)
>遥
ジェットコースター?……うん、良いよ(コクリと小さく頷き、肯定の意を示す。無言でスタスタと歩き列の最後尾に付く。時間は30分待ちと書かれていた。)エネ、30分待てる?(特に他意はなく尋ねる。いつも賑やかで明るい彼女が30分間大人しく出来るのかな?という興味心からであった。
エネ
えっ、それはこのままアイス屋が見つかるまで僕が貴音抱っこして歩くんだよ(不思議そうに首を傾ける。やっぱり貴音をこのままにはしておけない。体力はあんまりないけど、貴音くらいの重さならいくら僕でも持ち上げる事が出来た。これなら貴音は疲れないし、僕も貴音をえすこーと?出来る。えすこーとは男の役目だってケンジロウ先生が言ってたしね
貴音
大丈夫ですよーっ!!電池が勿体無いので列が前の方に言ったら教えてくださいね!!(そういってぷつん、画面は真っ黒になる。確かに電池が勿体無いのはある。唯理由はもう少し深刻・・というか難しかった。だって三十分もコノハといっしょになんて気まずすぎる。無理。だから逸も通り振舞って何もないように遠ざけた。・・コノハに記憶は無いけど、私には・・・)
>コノハ
わぁああああっ、見てるっ!皆見てるよ遥っ!!(訴えかけるように言ってみるけど遥は全然気にせずアイス屋を探している。一刻も早く探し出さないと・・、いろんな意味で危険だ。例えば、最悪の事態がおきたとしたら?あの生意気なシンタローと、それを連れてきたアヤノちゃんにでも出くわしたりしたら?それこそ一大事だ。だから、だから早くアイス屋を見つけないといけない。・・まぁ、恥ずかしいだけであってべつに嫌なわけじゃないんだけどね。)
>遥
あっ…切れちゃった(真っ黒になった画面を見つめる。やっぱりおかしい、どう考えてもエネは僕を避けている。何かしたかな、と腕を組み頭を悩ます。だがこれと言って思い当たる事もなく、そもそも僕がエネとあったのはアジトに来た時が初めてだ。最初の挨拶、以来これと言って記憶に残る会話をした覚えもない。)まあ良いや、後で直接聞こう(考えてもわからない。なら本人に直接聞き、もし嫌な事をしていたのなら直ぐに謝ろう)
エネ
えっ?それがどうしたの?(貴音の慌てっぷりに首を傾げる。みんなが見ているから何なんだろう?何か見られたくないものでもあるのかな?暫く首を傾げるが特に思いつかないのでアイス屋を探す事にした。探してから結構の時間がたつ。そろそろ見つかっても良いと思うんだけど…)あっ!あったよ貴音!(思わず大きな声を上げる。たかがアイス屋を見つけただけなのに何だろうこの達成感は。直ぐに近くにあったベンチに貴音を降ろして座らせる。そして「待っててね」と言えばアイス屋に駆けていき)
貴音
(そろそろ三十分経ちますかね・・。携帯画面にパッと現れコノハ~!と呼びかけてみる。ん?という顔で此方を見てきたコノハ。)そろそろ三十分ですよね!!ってあーっ!!次じゃないですか!!もうっ、私が気がつかなかったらどうするつもりだったんですか!?もうっ。(怒鳴り散らしてるとコノハはうぅ・・という表情で謝ってくる。昔からほんとに反省してるんだろうかと思うけどこれでも彼なりに反省していたのだ。きっと今だって・・・学校?
>コノハ
あ、うん・・(一瞬の出来事すぎて良く分からなかったけど気づいたらベンチに降ろされていて遥はアイスを買うために並んでいた。思ったが自分だけこんなところでノコノコアイスを待ってて良いのだろうか・・?若干の罪悪感に苛まれたが今回ぐらいいいか。とその感情は投げやって徐々に前に進む遥を見失わないように目で追っていた。)
>遥
あっ…ごめんねエネ(ボーっとしている内に次にまで順番が回ってきていたようだ。エネに小さく頭を下げてジェットコースターに乗り込む。何名様ですか、と聞かれたので「二人です」と言ったら園員さんに怪訝な顔をされた挙句エネが顔を真っ赤にして怒鳴ってきた、何故だろう?)意外と高くまで行くなぁ(上がっていくコースターの中から他人事のように呟く。ふとエネはどうしているんだろうと思い、スマホを見て)
(学校でしたねw)
エネ
えっと、これとこれとこれとこれと…後これも美味しそうだなぁ(置いてあるメニューを指さし注文を決めていく。やっぱり遊園地と言うだけあって食べ物もいつもの二割マシくらい美味しそうに見える。注文を終えたあと店員さんが苦笑しながら「少々お時間いただいてもよろしいでしょうか?」と聞いてきたのではい、と頷いた後端によりアイスを待つ。チラリとベンチに座る貴音を見る。どうやら貴音も僕を見ていたらしく視線が交差した。ニコッと微笑み手を振る。貴音もアイスを楽しみにしてるのかな、なんて事を考えながら)
うぅぅ・・(リベンジ、と思ったけどやっぱり無理でした☆あの時の私はこんなの平気だと思ってナメていましたが・・。今回こそはと思い、ジェットコースターを希望したのだ。だが高すぎる。狂ってる。こんな位置から落ちたら・・)きゃあああっ!!駄目です!!死にますっ!!(画面の中でパニックを起こす私と、それを見つめるコノハ。コノハは平気なのだろうか・・・。あいつは絶叫マシンが苦手だった。今のコノハはどう感じてるの・・?)
>コノハ
うわぁ…(楽しい。凄く楽しい。今までにない経験に思わず笑みが零れ、興奮気味に相手に語り掛ける。)エネ!これすっごく楽しいね!…エネ?(返事が返ってこなくてチラリと画面を覗く。すると返ってきたのは普段彼女が見せる事のないような狼狽えた顔と絶叫だった。エネでもこんなに慌てたりするんだなぁ、なんて考えていると急に頭がピキっと痛んだ。)えっ…?(手で頭を押さえているとふと脳裏に知らない女の子がよぎる。黒髪の…目つきの悪い少女が)
エネ
・・・?・・どうかしましたか?(ジェットコースターも一周した様で終わりを迎えた。だがコノハは頭を抑えて痛そうにしている。少し気になって声をかけてみるがうん、としか返ってこない。一体どうしたというのだろう。)コノハ、取り敢えず降りますよ!!(訳もわからないまま画面の中から相手を見つめて叫ぶ。取り敢えず聞こえたらしいので一段落。)
>コノハ
!!・・・(ずっと遥を見つめていたら突然視線がぶつかった。・・何。何か微笑みかけてきてるけどどう対応すればいいか分からずに視線を別の方向に移した。)
(暫く待つとアイスを持った遥があたしの座っているベンチの方へ戻ってきた。)結構並んでたね。(なんて結構どうでもいいことを語りかけながらアイスを受け取る。・・あたしが好きな味だ・・。わかってるじゃん、と本人に言うのも尺だし心の中で呟いてからまだ冷え冷えの固いアイスを一口食べた。)
>遥
うん、もう大丈夫。ありがとエネ(ジェットコースターから離れてベンチに座っていると徐々に頭が和らいできた。エネにお礼を言い、先程の少女について考える。会ったことはないはずだ、少なくともメカクシ団に入ってからは見たことがない。ならあれは誰だろう?見たこともないのになぜこんなに気になるのだろう、なぜこんなに懐かしい気持ちになるんだろう。ポタッと手の甲に雫が落ちる。驚いて目を擦ると涙が溢れ出ていた。
エネ
そうですか。・・・・・・・コノハ?泣いて・・るんですか?(画面の中からだってわかる。コノハの目からは雫が落ちている。拭ってあげようと手を伸ばしたけれど・・。液晶画面に遮られる。あぁ、自分はもう涙すら拭ってあげることができないのか。悔しさと虚しさがこみ上げてきた。仕方ないから画面の中からできる事をしよう。)コノハ、何故泣いてるんですか?(理由が分からなければ解決のしようがない。返答は・・)
>コノハ
そう?そんなでもなかったよ(アイスを食べながらヘラッと微笑みかける。貴音は何故か僕と顔を合わさずに黙々とアイスを食べている。そんなに気に入ったのかな?と思い「これも美味しいよ!はい、どうぞ」と食べていたチョコレート味のアイスを相手の前に付き出す。すると貴音は一瞬固まったかと思えば直ぐに顔を俯かせて何かをポツポツと喋り…
貴音
…わかんない。勝手に出てくるんだ(本当の事だ。何故かあの黒髪の少女の事を考えると涙が止まらない。もう一度記憶を探ってみる。が、やはりこんな女の子は知らない、見たこともない。何処がおかしくなってしまったのか。また痛み始めた頭を押さえる、今度は一つの単語が頭の中を反響し始めた。おそらくは名前。聞いたこともないが直感的にあの黒髪の少女の名前だと認識した。「た…かね?」ポツリとその名を口にする。するとエネがとても驚いた顔でこちらを見ていた。
エネ
(・・コノハ、思い出しかけてる?それに貴音って・・・。一瞬俯いてから)コノハ、次はあれ行きましょう。涙なんて流しちゃって、らしくないですよ!!(正直なところをいえば思い出してほしい。けどそんなのは自分勝手すぎる。記憶をなくしていたコノハが今までを思い出してしまったら?私は合わす顔がない。だからこの内容からコノハを引き剥がすために違う方向へ話を持っていく。)
>コノハ
(こ、こいつ何考えてんの!?間接キスって言葉しらないの!?いや知らないなら好都合・・じゃなくてやっぱり駄目!!何よりあたしが恥ずかしいじゃん!!一人で恥ずかしがって馬鹿みたいだよ!!)え、えーと・・(と取り敢えず曖昧な返事を返す。だって他にどうしろというのだいや単純に遥の味も食べてみたいけどやっぱり駄目だぁー!!と脳内で葛藤が繰り広げられる。この苦悩を知らない遥はなて幸せなんだろう。)
>遥
…うん、そうだよね。ごめん(勝手に出てくる涙を拭い、小さく頭を下げる。別に悲しかったわけじゃない、けど胸の所がチクリと痛む。)えっと、あれって…これ?エネこういうの好きなんだ(へぇー、と言った表情でアトラクションを見る。それは豪華な装飾に思わず楽しくなってくるような音楽、そしてまるで絵本の中に出てくるような馬。そう、主に小さな女の子に大きな人気を集める、いわゆるメリーゴーランドと呼ばれるアトラクションだ。
エネ
あっ…やっぱりいらなかった?(迷惑な事をしてしまったのではないかと思い、控え目気味に尋ねる。もしかして貴音の嫌いな味だったのかな?そうだとしたら少し申し訳ない事をした、貴音はいつもははっきり言うくせに変な所で気を遣う癖がある。そういう時に限って大体目線がずれて、言葉を濁す。今まさにそれが全て当てはまっていた。)
貴音
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