高槻 直 2013-03-23 20:43:49 |
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お、俺のもの・・・。
(相手から何気なく言われた言葉に思わずぼふんっと顔を真っ赤にさせて。そっか、俺、直のものなんだ。そう思うと嬉しいやら恥ずかしいやらで耳まで赤くなって。「・・・直の、もの。」小さな声で呟く表情は何処か嬉しそうで。何故か己の隣ではなく、床に座る相手。「_なんでそんなとこ座るんだよ、痛いだろ?」相手の手を握ればよいしょ、と引っ張って起こしベッドに座らせ。「_俺を苦しめるって・・・そんなこと、お前が気にすることじゃね-し。・・・俺の方が、お前のこといっぱい苦しめたし・・・ごめん、な。いっぱいひどいことして傷つけて。」相手の言葉に驚いたように瞳を丸くするも、直ぐにふ、と何処か悲しそうな笑みを浮かべ。誤魔化さないで、しっかりと直に気持ち、伝えよう。小さな声でぽつりぽつりと呟き相手を見つめうる、と瞳揺らし。慣れない手つきで相手の頬に手を添えれば相手の唇に視線移しゆっくりと顔を近づける。「_好きだ、直。大好き。」少し緊張の滲む優しい声音で呟いてそっと瞳を閉じ、相手の唇に己の唇をそっと押し付けた。)
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