志々雄サン ……この国……守れたんですね……。……でも……おれ…っ………ごめんなさい……。 (先程までの血に塗れた無残な情景はどこにもなく、再び日常が訪れている景色を見てポツリと呟き。傍らに眠っている部隊長を見遣れば、今迄押さえ付けてた複雑な感情が込み上げめちゃくちゃに縺れ合い、自身の話す声が震えたのに気付けばぱっと相手から離れ、俯いて額を押さえ目頭に込み上げてくるものを必死に抑えようとして