トピ主 2013-03-20 17:20:52 |
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志々雄 真実
>駒形由美
……、…そうか
闘いに水を差されて、
萎(な)えただけだ。
(刀を仕舞い、此方の言葉を珍しく思ったらしい相手へ少し顔を向けると、飽く迄も闘志が萎えたと伝え。微妙だが声は若干下がっており、戦闘で己の血が一瞬でも猛った気がしたが、燻る想いと共に風に当たると段々表情は落ち着いており。敵方へ目を向けると固まる双方を見て)
……、………。
……もっとマシになってから、この国に来るんだな、
俺は不在かもしれんが、……殺しに来るのは、…いつでも歓迎だ。
(情けを掛ける事はせずに、唯、軍人である彼等に再戦は受けると云う形で告げながら、何処か固まってしまった両者に修羅の妄執(もうしゅう)染みた笑みを滲ませ。ふと顔を背けた後、連れ人と適当な石段に鞘を抜いて座しながら屋内で隠れる医者に振り返って連れ人の手当てを頼んで、屋根で繰り広げる青年の戦闘音に助太刀あらば向かうものの、今の所必要は無さそうであり。隣の相手へ目を向けて怪我を見ながら手を伸ばし、火炎で少し煤(スス)の付いてしまった相手の白い頬に手を添え眼下を親指で拭い)
……由美、すまなかったな。
……痛むか?
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