るろうに剣心

志々雄 真実

>駒形由美

>ザンユ



(連れ人の叫びと機関銃の火華が地面を抉り、既に姿は消えており。辺りを見回す敵方の背中を眺めながら『どこを見てんだ。』と急に背後から声を掛け。部隊からどよめきが上がる中、屋根へ飛び出してきた青年の出現へ更に部隊の血気が猛った様で、青年が目を瞑って誓いを立てた後の風貌の様変わりに目を少し開き、吹っ切れたらしい青年と互いの背中越しに不敵に笑みながら)



………、………遅ぇよ。ザンユ、


………目が醒めたか？





(相手の目指す志(こころざし)は、大分明白になったようで。戦闘音の中で叱咤激励にも似た言葉を掛けながら相手の登場を待ちくたびれたとばかり、青年の闘気を奮い立たせてみて)




……半分、頼んだぞ。



(青年へ後方を頼むと次の射撃には消え、軍の一人が辺りを探すが既にその者の背後へ立っており。瞬時に小刀(ダガーナイフ)で突こうとした敵方の腕を止め、やや無機物を見る様な目で見下ろしながら武器を落とす迄、片手でぎりぎりと締め上げ)



……その武器は、見た事がある。



デカイ代物だが、……意外と射程距離が短い、



(繊維、骨の砕ける音と相手から上がる苦痛の声が耳に聴こえても敵方の手を離さないまま、武器の分析を始めて目を細め。)



そいつは、そもそも援護する弾幕の方がお似合いだ。






(屋根の瓦へ落とす金属音を聴きながら膝で鳩尾を突いて屋根から蹴落とし、殺気が満ちている周囲には、悪鬼染みた静かな笑みを浮かべつつ鞘に片手を乗せ)


…………、……次はどいつだ。












>(/ザンユ様。申し訳ございません、始めてしまって…(笑)お待ちしておりました。テストだったと言う事ですが、お邪魔しませんでしたか？テスト、…大事ですものね。お疲れでしょうから、お体に無理なさらない程度にお休みくださいね？)