(バスルームにて一通り洗い終え、湯船に浸かれば一日の疲れが長い溜め息となって。それでも今までとは違うこの充実感ともいえるものは彼女が此処に来てからだと改めて思う。と同時にふと気になるのは相手の素性や家を出た理由等で)そういやあいつの事ろくに知らねぇな…(浴室の天井をぼんやり眺めながらぽつり呟いて。彼女に関して深く干渉しないようにしている理由を考えてみては何処か自嘲めいた笑みが零れ)