…何でもない。(真っ赤に染まった相手の顔を見ると此方もつられたように熱を帯びてきて。けれど己の言葉に対しきょとんとする相手にそれ以上心境を語るわけにもいかず口ごもり)…俺、多分桜木の想像以上に桜木の事好きだよ。(愛しげな眼差しを向けながら頬をそっと撫でそれだけ告げれば「あ、なんか懐かし」等と、照れ隠しのように相手から離れ向こうに見えるブランコ等の遊具の方にゆっくりと足を向け)