「……人の世界だって同じだよ…」 (ポツリと暗い顔で小さく呟いた。が、すぐに自信家な顔に戻り、ニッコリと微笑んでいた。どうやら久遠も相手とは形が違うが、何か黒い過去があるのだろう。だが久遠はこんな過去の話、誰にもしない、と決めたのだった。) 「ん?だって俺が負けるなんてあり得ないもん」 (何処か童心に戻ったように無邪気に笑えば冗談のように言い、そして再度笑った。) >>慧音