うーん、 (なにやらコソコソと店の前まで近寄って来ては、左右をキョロキョロと確認してから自分を落ち着かせるためか、フーと長い息を吐いて扉の前に座る。膝を立てて頬杖つけば夜空を眺めて眼を細める。 久々に来たものの、誰も居なかったら、…なかなかに辛いぞこれ。 (なんて呟けばハハッと乾いた笑みを浮かべて気長に待とうと扉に背中を預ける。