★もぐランメンバー限定★by蓮

昔、昔あるところにおじいさんとおばあさんが暮らしていました。


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　ある日、おじいさんは罠にかかっている一匹の馬春を見つけました。



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　　可哀想に思い馬春を助けてやると、馬春は嬉しそうに湖の方へ帰っていきました。



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　　その晩、馬春っぽい娘さんが「道に迷ったので泊めて欲しい」 と尋ねてきました。
　　おじいさんとおばあさんは、喜んで家に招き入れました。


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　　次の日、娘さんが言いました。
　　「私はこれから機を織ります。機を織っているところは覗かないで下さいね」



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　　しかし、そんなことを言われては覗きたくなってしまうもの。


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　　2人がこっそりとふすまを開けて中を覗こうとした瞬間―


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　　「あ、あれ？」ふすまを開けたはずなのに、ふすまは閉まっています。


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　　これは決して催眠術だとか超スピードとかそんなチャチなものではありません。
　　おじいさん達はもっと恐ろしいものの片鱗を味わいました。


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