AIRI☆ 2012-10-24 16:59:55 |
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「おはよう」
「おはよう」
適当にあいさつをすますと、自分のいすに座った。
「ユーカ!今日遊ぼうよ♪」
「ごめん、今日はちょっと」
「え〜!!」
「ごめん!」
友達は悲しそうな顔で自分の席に座った。
学校が終わるとカイの家へむかった。カイの家は私の家のすぐ近く。だから、昔はよく一緒に遊んだ。しかし、去年の今日、カイは死んだ。トラックにはねられた。私のせいで。
「あら、ユーカちゃん。来てくれたの?」
「はい」
私はカイのお母さんと少し話してから家へ帰った。そして、着替えてから少し遠いが、隣町のある公園へとむかった。公園のすぐ横にある交差点。花が飾られている。
「カイ、久しぶり。お花持ってきたよ」
私は花を信号機の下に置いて家へ帰った。あまりここにいたくなかった。思い出したくなかった。私のせいだから。
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