VIPPER's room 【finish

今日、学校での出来事。

まず俺は普段よく絡む友達ってのが６、７人、ある程度定まってるわけだが
そのうち２人は隣のクラス（教室）にいるわけで

今日の休み時間
そのうちの一人（以下A君）が俺のクラスに入って雑談を持ちかけにきていたため
その間にこっそりとそいつのクラスに行って
A君の机を見つけ出し　その机の中からA君の筆箱を取り出し中身をすべて机の上に並べたわけだ。
まぁこの程度の嫌がらせは普段からみんなやりあってるわけだけど
そのときたまたまそれを見ていた俺と同じクラスの女子二人がいたわけで
その二人の女子が何を言いだすかと思えば
「可哀想」
これだった。
もちろんA君とは普段から仲がいいこともわかっているため、冗談で済まされることだと女子達もわかっているわけだが
そこでふと俺の頭の中に「偽善者」なんて言葉が浮かんでしまって
ちょいと女子達にいじわるをしてみた。

俺「可哀想？かわいそうなの？」
女「可哀想だよー！なおしなよー！」
俺「いやいや、おれはこれが目的なんだからわざわざ直すわけないでしょうバカですかあなたは」
女「ひっどーい！かわいそー！」
俺「そこまで言うならお前たちが直してあげたらいいんじゃないの？
　　わざわざそれを口にしておきながら直そうとしないお前たちは
　　ただ、A君に同情している自分優しい！って自己満足のために
　　言っているようにしか見えないんだけど」


まぁさすがにここまでえげつなく行ったわけじゃないけど
まとめるとこんな感じ
まぁもちろんお互い冗談であることはわかってるから笑いながら言ってたんだが

頭の中で色んな事がうずまいてた。
本当に、可哀想なら直してあげればいい。
俺は机の上に筆箱の中身をぶちまけるのが目的でやった、それを女子達もわかっていたんだから
俺が直すわけないって言うことも理解していたはず
それなのに　可哀想　と口で言ってばかりで動こうとしないあいつらは　偽善者なんだろうか　と

遠まわしに女子達にも言ったわけだが
結局はA君に対して可哀想だと同情している自分たちに酔いしれているだけなのでは　と
実際心の中ではその状況を自分たちも楽しんでいて　可哀想なんて思ってないのでは　と。

まぁ、それが人間なわけですが。

その時はお互いに笑い話として話が進んでたからいいんだが
もし、もっと、規模の大きな話だった場合、人間はどうなるんだろう。