ゼロ 2012-08-12 16:50:55 |
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>ゼク
あ、そう…あとさー、ドラム缶ってなんの意味があんの?駆逐艦に持たせて遠征行かせてんだけど何も変わらないんだが…
[第六話]ミーハーな仲間
俺とナナはロビーに居た。
「ナナ、お疲れさん」
俺は自動販売機のジュースを買って、ナナに上げた。
「あ、ありがとー」
ナナはジュースを受け取ると、早速飲みだした。
「にしてもナナはすごいなー、俺より長くダミーアラガミと戦ってんのに、最後まで続けるもんなー」
「まぁ、体力に関しては少し自信があるからねー」
あぁ、納得…
「ふっふー♪」
二人で話していると俺たちの前に一人のチャラそうな少年が通りかかった。
「…あれ?見ない顔だね、君ら」
「こんにちは」
「こんにちはー」
「あっ、ひょっとして噂の新人さん!?」
その少年は少し驚いたような表情をした。
「はい、自分は神崎ナギサです」
「はい、これからお世話になります、先輩!私は香月ナナです!」
ナナが元気よく返事をして頭を下げる。俺も一応頭を下げた。
「先輩…いいね!なんかいい響き…!よし、俺は『ロミオ』、『ロミオ・レオーニ』っていうんだ、先輩が何でも教えてやるから、何でも聞いてくれ!あ、その前に言っておく!ブラッドは甘くないぞ、覚悟しとけよ!」
「それじゃー、ブラッドってなんですか?」
自分もゴッドイーターの審査の時に、皆とは違うところに連れて行かれてそのままここに来たのであまり分かっていない。
「お、おぉ…いい質問だね!うーん、そうだなぁ…『ブラッド』は…えっと…『血の力』をひめていて…そう!その『血の力』に目覚めると必殺技が使えるんだ!うちの隊長だってすごいんだぜ?」
「ジュリウスですか?」
「そうそう、どんなアラガミだってズバーン、ドバーンって、倒しちまうんだからな!」
「すごーい!じゃあ、ロミオ先輩の必殺技ってどんな感じなんですか?」
ナナが興味津々に聞いた。
「ば、バッカお前、ほら…必殺技ってのはそんなに簡単に手に入るもんじゃないんだよ…そうだ!今みたいな質問はさ、『ブラッド』を設立した『ラケル先生』に、どんどん聞けばイイと思うな!じゃ、またな!」
ロミオ先輩はそう言うと、そそくさとこの場を離れた。
「あれ…?質問タイム、もう終わり?」
「そうみたいだな」
「なんか、マズイ事聞いちゃったかなー?」
「そうかもな、それよりナナ…」
「なに?」
「ミーハーだな」
「ミーハーだね」
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