小川 裕 です 今から小説書きます 2

小川 裕 です 今から小説書きます 2

裕  2012-07-31 13:16:21 
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今から小説書きます
ちょっとずつですけど、感想とか言ってもらえるとうれしいです

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  • No.22 by 裕  2012-08-07 08:59:06 

「いいわ、教えてあげる」
 そういって、幽火は話を始めた。
「魔女がいる魔界や悪魔がいる地獄では、どちらの世界にも悪魔女はいないの。あったのは伝説だけ。そんな中、私たちは強い魔力を探し求めていた。ビジネスのボスとね」
「ビ、ビジネスのボスって誰だよ!」
 魔魅が千華をすごい目でにらんでいる。
 しかし、千華はそんなことに構うこともなく話を続けた。
「ビジネスを成功させて出世するためにね。そこで思いついたの。自分たちで、最強の悪魔女を作ればいいんじゃないかってね。それで出来上がったのが魔魅だったってこと。でも、魔魅はそれに賛成せずに、七歳のころ、魔界幼稚園を卒業したと同時にに逃げ出したの。連れ帰そうかと思ったけど、無理だったわ。魔力では勝てるわけがないんだから。」
 千華はそういってため息をついた。 
「だから、こんな手を使うしかなかったのよ。どうしても魔魅の遺伝子が必要だったから。でも、悪魔女が二人になってよかったわ。どっちを捕まえても同じ遺伝子が手に入る」
 そういって千華は高らかに笑った。
「お前のお目当てはビジネスなんかじゃない。魔界と地獄の征服だろ!」
 魔魅が言い返した途端、足元が光った。
 床が焦げている。これは、魔法…?
「次は本当にあてるわよ、魔魅、恵美。いやだったらさっさとこっちに来なさい」
 千華はにやりと笑った。
 どこまでも冷酷で恐ろしい笑み…
 恵美は千華を思いっきりにらんだ。
 でも、それしかできない自分が悲しい…
「恵美、逃げるぞ」
 魔魅が突然小さな声で話しかけてきた。
「逃げるって…どこに?」
「魔界だよ!魔界だったら友達が何人もいる。最初のころは友達の家に隠れさせてもらってたし、最近も話したりした。まぁ、心の中でだけどな」
 ここまで来たら、やるしかない。すべては魔魅にかかっている。
「…わかった。いいよ」
 恵美は魔魅に向かってうなずく。
「よし…行くぞ!あたしにつかまってろ!」
 恵美はあわて魔魅にしがみついた。
 それと同時に目の前が真っ暗になった…

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