ナルガEX 2012-03-27 18:10:33 |
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「あぁ……、いきなり現れちゃったから警戒させてしまいましたか。すみません、その、敵対するつもりはないんです」
エインの猛攻によって立ち上っていた煙が晴れたとき、その人物は立ったままの状態でその姿を現していた。それも、全く何事も無かったかのように“無傷”で、だ。エインが放った魔力弾は間違いなくすべて直撃だったはずなのに、纏っている服さえも整ったままである。
だが、そんな様子とは裏腹に、謎の人物は困ったように苦笑しながら、こめかみを指でぽりぽりと掻いていた。いきなり背後から現れてしまったことに関して反省しているようだ。
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