羊飼いの指笛 丘の上からその音を攫う 寂寥の風は松の種を乗せて荒れて 窓枠を揺するだけ 蜂蜜色の壁は無漏を誘い記憶を蘇らせる 想いを託した水鳥の行方を 追って逝くのはわがままなのでしょうか 呟いた呪いの音 止め処なく問い掛ける 呟いた救いの音 止め処なく差し伸べては 響かせ給え