日菜子 2012-01-23 12:38:10 |
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耳障りな掃き溜めから
借り物の墓石に穴を穿つ有漏の笑み
腕に絡みもつれた薔薇の棘もやがて枯れた
水面揺らす鱒のうろつきに
影を重ね憐れみの餌を一欠片
胸の中に押し込めた手紙は
まだ貴方の手元にありますか
花壇を踏み荒らし川を泥で濁す
あてにならない約束手放した
去り際の夕べに戦ぐ勿忘草
その色に救いも求めずに
曇天の涕涙に道はぬかるみ
飛沫を上げ押し流す
椅子を蹴り倒す気概も無いくせに
首に縄をかけるのはもう何度目だろうか
枯れ果てた目の奥で揺らめいた希望の灯
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