日菜子 2012-01-23 12:38:10 |
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盲目の蛾に屠られて
揺らぐ水屑にまた滴り落ちて行く
湿る風は野蛮な声をまだ纏ったままで
喪服の列に響く産声
奏葉ざわめき耳を塞ぐ老婆
滲む手汗の不快感が何度でも扉を叩く
巣立つ小夜啼鳥 霧を払う歌よ
ほんの僅かな晴れ間を羽ばたいて
朝は祈り捧げ宵に紛れ消える
その姿に救われていたのに
曇天の空の涕涙は道に迷わせ
記憶を錆び付かせて行く
想いをはらんだ雨粒は
どこへ流れ着いて消えていくのでしょうか
呟いた呪いの音 止め処なく問い掛ける
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