青葉 2012-01-06 22:03:27 |
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僕はとにかく早く帰りたい気持ちになっていた。
夏の日は長い。それが完全に暮れてしまったということは、確実にお母さんに怒られる時間だ。普段ならばそれだけで緊急事態だが、それはどうでもいい。 今はそれ以上の事態に陥っている。怒られていいから早く人のいる所に行きたい。
この神社の周りは街灯がほとんどなく夜は本当に暗い。その状況で小桃と一緒にいるのは、今までに感じたことのない恐怖だ。
得体の知れない小桃。
イトコだと思っていたけど違う。きっと違うと思う。
では、いったい何者だろう?
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