青葉 2012-01-06 22:03:27 |
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木山:そうだろうな。
青葉:ナイトメアは狩りの間は結界をはり、そのあいだ誰もそばに近づけない。その結界でナイトメアは自分を閉じ込めることになったんだろうけど……。とにかく、狩りの獲物は君のおばあさんで、場所が地下の扉の向こうだった。
木山:ああ。
青葉:でも、君は地下の扉の前まで行けた。
木山:そう。それが結界が解かれ始めた証拠さ。もう何十年も結界があったせいで家の主である伯母でさえ、扉どころか階段にも近づけなかった。
青葉:そこだよ。何十年もと言うけど、実際にどれくらいなの?
鐘が鳴って事件が始まってから、君が地下の扉のに近づくまでは。
木山:どうだろう。しっかり数えたことないけど、20年から30年だと思う。
青葉:ナイトメアの狩りは20年以上も掛かることがあるの。だって鐘が鳴った時、5人は短期間で亡くなったんでしょう。
木山:通常は掛からないんだろう。でも、狩りを邪魔する第三者がいたんだ。
扉の向こうには、俺のおばあさんとナイトメアの他に、もう一つの存在があった。その存在がなければ、ナイトメアは閉じ込められることにはならなかったし、鐘は6回鳴って直ぐに被害者は6人になったはずだよ。
青葉:もう一つの存在!何者なの?
木山:おばあさんの昔からの知り合いだと聞いた。
青葉:昔からの知り合い?どんな?
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