黎貴 2011-11-25 19:32:29 |
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雷鳴が轟き、雨は一層強さを増した。
多くの家が寝静まっているというのに、雷は東京中を照らした。
その明るさは河合にとって、心細さをかき消してくれるように感じられた………
<AM 02:11>
東京中を雨が包んだ。
雨音で目を覚ました神崎は、
隣で寝ているはずの河合が居ない事に気づいた。
また夜中だというのに出歩いているのか。
もはや神崎には、河合を心配するような感情はなかった。
最初の頃は心配した。
みんなは神崎に「いつものこと」と言ったが、
神崎はみんなが河合を嫌っているのを知っていたため、
それを嘘だと思い、東京に走り出た。
神崎はもう一度眠ろうとして目を閉じたが、
妙な胸騒ぎで眠れなかった。
仕方なく、神崎は東京の街に踏み出した。
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その頃河合は、少し静かな街を歩いていた。
傘は持たず、雨にうたれながら。
神崎はもう自分を心配などしてくれないだろう。
河合の中にはそんな考えが渦巻いていた。
どうしても、居場所がない。
自分が居るべき場所、それを探して毎晩さまよう。
まあ、もう半ば諦めているのだが。
そんな河合と神崎が、駅前でぶつかるまで後………………………
<……ツ…………ヅク……>
*後書き(?)*
まず第一話ですっ!!
駄文&誤字脱字、予測変換間違いなどあると思いますが、
その辺はおおめに見て頂きたく存じます><
第二話は近いうちに書きます^^;
宜しく御願い致しますm(_ _)m
では★ノシ
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