黎貴 2011-11-25 19:32:29 |
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プロローグ
その少女は、親からはうっとうしいと虐待を受け、他人からは美人なのが気にさわるとひどくいじめられていた。
ある日、親は少女を押さえつけ、首を絞めて殺した。
そして、近くの裏山に死体を捨てた。
少女はまだ十二歳だった。
しかし、その親は、少女が死んだ一ヶ月後に、交通事故で死んだ。
いじめていた人間は、全て火事で死んでいった。
警察はただの事故だと言ったが、その様子を見ていた人々は、少女の祟りだと言った。
中には、その少女を現場で目撃したという話しをする者もいた。
そして、こんなことを言っていたという。
「ワタシハ、アイツラヲ、ゼッタイ、ユルサナイ……」と…
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