「恵美!」 まだ手術中だった 傷が深いらしい 助かるかどうか、五分五分らしい そして、絶望の世界の使者は、私を絶望の世界へと連れて行こうとしている・・・ 足音が近づいてくる・・・ 手術室から医者が出てきた 「なんとか一命はとりとめましたが・・・」 「恵美はどうなるんです!」 「わかません、でも、助かる可能性は低いかと・・・」 「恵美・・・」 なぜだろう 涙が・・・涙が・・・