顔に心地よく風が吹きつけたころ、私たちが出発して5時間がたっていた。 「あの民家のあたりで降りよう。」 「うん。そのあとは?」 「森の中で野宿。んで、明日朝一番に部隊に向かう。OK?」 こくんと頷いてプリアから降りた。…って野宿?!え? 「フィファ、プリア、ありがとう。もういいぞ。」 2匹は元のサイズに戻った。 朝になり、出発の準備が整った。 がササッ