名無しさん 2022-06-26 12:22:50 |
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ウン、龍鷹に管理任せて正解だったネ。品揃えが乱れてないヨ。
(品揃えを確かめていたようで頷くと龍鷹を振り向き、笑ったあとに紅花の方を向いて)
良かったなぁ、褒められて。おっさんの手綱握りながら頑張ったかいがあるじゃん。(満足そうな雰囲気を漂わせる蛇骨にクスッと笑えばマリーナの脇に手を入れて持ち上げやり、龍鷹の近くに行くと「小花、龍鷹の頭撫でて褒めてやんな」と言い)
「うん。……龍鷹、いい子。」
(マリーナが龍鷹の頭に背伸びしながら手を伸ばすと龍鷹は気づいたらしく、床に膝をついて頭を委ねるとマリーナは龍鷹の頭を撫でて)
ははっ、ほんと小花には甘いっていうか、溺愛してんだなぁ。龍鷹だけじゃなくて、おにーさんもだけど。(マリーナと蛇骨にしか見せない姿なんだろうな、と素直に頭を撫でさせている龍鷹を見て笑えば蛇骨にも顔を向けて述べ)
ていうか…紅花サン、いつの間に龍鷹と仲良くなったノ?
(龍鷹が少し顔を上げ、「……悪いか」と拗ねたように答えたのを少しばかり不思議そうな表情で眺めた後、蛇骨が首を傾げて)
んふふ、別にぃ。って、龍鷹と?(撫で終わったらしいマリーナを床に降ろしてやり、照れている龍鷹にニヤニヤと笑っていれば、蛇骨の問いにきょとんとして。別に隠すことでもないが揶揄い半分でにこーっと蛇骨に笑いかければ「秘密ぅ」と言い、龍鷹の顎の下に手をやり少し上に向けさせるとその頬に軽く口付けて)
なァに?ソレ。龍鷹~、オニーサンに隠し事~?
(冗談めかすように笑っては龍鷹にわざとらしく呼びかける。龍鷹は一瞬体を震わせた後、蛇骨に視線を向けて「………後で言う。」とはぐらかして)
龍鷹、ちゃーんと誤解解いといてなぁ。(龍鷹が身体を震わせる姿に少し悪いことをしたかなぁと考えるも、まぁなんとかなるかと思考を放って後を任せて。また、小花を呼び寄せると「そろそろ帰ろうか。途中で何か食べて行こうな」と告げて、蛇骨にも帰ることを伝えて)
バイバ~イ。
(店の扉が閉まると蛇骨は薄ら寒い笑顔のまま龍鷹を振り返り、「……さァて、龍鷹。オニーサンに言えないコト?」と龍鷹を問い詰める。問い詰められた龍鷹は口籠ったあと、「……紅花、さん…は…俺と同じ匂いがする…と。話しただけ…だ。」と語って)
さーて、小花。何食べたい?(手を繋いで道を歩けば屋台の多い通りに出てマリーナに問いかける。マリーナはきょろきょろと見渡すと1つの屋台を指さして「林檎飴がいいな」と言ったため一緒に屋台に行きマリーナ用の物と、自分用の小さい林檎飴を買って近くの椅子に座り。口の周りを真っ赤にしながら食べるマリーナの隣で自分の分を齧って)
……なァんだ、そんなコト?オニーサンもっと大変な隠し事かと思ったヨ。
(蛇骨は拍子抜けしたような声を上げ、龍鷹の頭に手を置いて)
「怒って、いないのか…?その…、俺と紅花、さんが…親しげにしていたこと…」(冷ややかな空気が無くなったことにほっとすると、恐る恐る問いかけて)
くふっ、別にィ?だって龍鷹が好きなのはァ…
(蛇骨は一際妖しげな笑みを浮かべると龍鷹の顎に手を掛け、「オニーサン、でショ?」と正に蛇が鎌首をもたげるように問う。龍鷹は当然のように頷き、「……それでこそ…俺の蛇、だ。やっぱり、俺にはあんたしか…」と崩れ落ちて蛇骨の服の裾に縋り)
…あ、食べきらない?いーよ、俺食べちゃうから。(紅花が林檎飴を食べ終え、街ゆく人並みを眺めていればマリーナが林檎飴を持ち悩ましげにしていたのが目に入り声を掛け。恐らく味に飽きたか、腹が膨れたのだろうと考えれば頷くマリーナから半分ほど食べ終えた飴を貰い食べて。綺麗に食べ終われば手を繋ぎ、飲み物が飲みたいと言うマリーナに従ってお茶を買い飲ませていれば、背後から拳銃のようなものが押し付けられた感覚がして「…何?」と声色を低くし背後の人物に声を掛けて)
……やーなこった!(一緒に来てもらおう、と男の声で聞こえてきたがマリーナを抱き上げ、持っていたお茶を男に向かって投げれば走り出し。入り組んだ裏路地を走り、物陰に隠れるとマリーナにボロ布を被せ「おにーさんの所までいけるな?すぐに追いつくから先に行け」と伝える。頷くマリーナの頭を軽く撫でると先に飛び出して「鬼さんこちらぁ!」と態と声を出して引き付けて)
「……マリーナ?どうした…」
(中身を捌いた帰りの龍鷹の背後から軽い衝撃が襲う。敵襲かと思って振り向くとそこにいたのはボロ布を被ったマリーナで、「…あのね、お兄さんが…へんな人に脅されて、私は蛇骨さんのところに行けって…」と整合性のない言葉を紡いでいるのを黙って聞いていたがすぐに龍鷹の顔が歪み、「……そうか。先に蛇の所に行くんだ。俺は…あとから向かう。」とだけマリーナに言うと獣のような速度でマリーナの指差した方向へと走り去って)
…くっそ、体力落ちたな…。(路地を走り、物を飛び越えたり倒して時間を稼いでいたが次第に息が上がり始め自分の体力の無さに悪態を零し。木箱に手をついて飛び越えていれば乾いた発砲音と共に肩に痛みが走り体勢を崩してしまう。地面を転げ回り顔を上げると逆光で顔が見えない男は何かを振り上げており、ヤバいと思った瞬間側頭部に衝撃と共に視界が瞬き気を失って。紅花が意識を失ったことを確認すると仲間を数名呼び寄せ、紅花を担ぎあげて)
「……貴様らッ!」
(アクション映画のように人混みをすり抜けて走ってきた龍鷹が男たちの前に滑り込み、鬼神の如き形相で青龍刀を抜き放って叫び)
「…あの薄気味悪い男の元にいた奴だな。いいのか?そのまま近づけばこの男の頭を撃ち抜くぞ」(青龍刀を抜かれても男は怯まず淡々と述べると、紅花の頭に拳銃を押し付けて脅して)
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