悪魔狩りの唄【ダークファンタジー/戦闘日常恋愛/3L可/wiki有り】

悪魔狩りの唄【ダークファンタジー/戦闘日常恋愛/3L可/wiki有り】

名無しの悪魔狩り  2021-05-03 21:36:06 ID:2499132ca
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悪魔は夜な夜な人を喰う。
人を喰って強くなり、強くなってはまた人を喰う。
悪魔狩りがそれを狩る。
大切な何かを代償に捧げ、悪魔を狩って人を守る。
暗闇の中で戦いは続く、果てしなく、終わりなく。

・概要
創作なりきりです、以前建ててあまり稼働させられなかったトピックのほぼそのまま再建となります。
宵闇の中で悪魔と戦う人達のお話です。
『Bloodborne』というゲームと『鬼滅の刃』という漫画の7:3くらいの間の子という感じのイメージです。

・世界観
主舞台になるのはファンタジーな大都市です。
時代感のイメージは、大体19世紀終わり頃~20世紀初頭頃(人の移動手段が馬車から自動車に徐々に代わり始めている時代、くらいのイメージ)。
夜に現れて人を喰い殺す『悪魔』が跋扈している世界で、悪魔狩りは自分の大切な『何か』を失う代わりに、不思議な力や武器を手に入れて悪魔を狩ります。
悪魔の存在は、「迷信じみたもの」としてですが一応一般の人々に認識されています、悪魔狩りの存在も「そういう人たちがいるらしい」程度に認識されています。

・規約
確定ロールや最強ロール等、一般的になりきりのマナーに反していることは避けましょう。
過度に過激な描写(R-18系)は避けましょう。
恋愛ロールがしたい方は3LOKですのでお気軽に。

・データ整理、保管用wiki(参加希望の際は世界観情報を必ずご一読ください)
https://wiki3.jp/devilhunterssing

・プロフィールシート
(悪魔狩り)
名前:
性別と年齢:
容姿:
性格:
代償:(肉体的、精神的、物質的を問わず、その人にとって大切な何か)
得た物:(不思議な力、或いはそれが宿ったアイテム)
設定:

(悪魔)
名前:
分類:(『NPC(参加者全員が自由に登場させられるモブ敵)』か、『ユニーク敵(キャラと同様に個人所有)』か)
容貌:
能力:
設定:

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  • No.41 by テスラ  2021-05-05 19:09:04 

>37

日が沈み夜になった頃剣の刃こぼれが酷くなってきた事に気付きそろそろ武器を交換するのも良いかと思ったが不意に血なまぐさい匂いが漂い、爆発音が聞こえた。
恐らく悪魔狩りだろうと音の発生源に向かい一際高く、気付かれないであろう建物に瞬時に登れば下を見渡すと悪魔狩りが二人見える。
一人はグレートソードだろうかあれは大きく持ち運ぶには面倒だ。もう1人は蛇腹剣、持ち運びには困らないだろうし使い方は慣れれば良い。

「こいつで壊れなければ良いが....」

そう呟くと、両手に雷を集中させて手を広げて行くと雷の槍が形成されると片手で投げる構えを取り、レベッカを目掛けて投げる。
投げられた槍は非常に速く目掛けた所へ一直線に飛ぶ。

/入れて頂きますよろしくお願いします!

  • No.42 by ヴァン・ディペンドル  2021-05-05 20:09:08 

>41

へらりと笑った彼の目に閃光が映る。槍のようなものがもう一人に投げられている、と認識すると同時に行動を起こした。

「避けろッ!」

槍を投擲したであろう者がいると思われる所へ、ガンブレードを出し射撃する。当てずっぽうだが、威嚇としては最適だろう。そのまま、もう一人の元へ走る。が

....やべえ、間に合わねえかもっ。

  • No.43 by 名無しの悪魔狩り  2021-05-05 20:15:51 ID:2499132ca

>40

/不備は見当たらなかったので、wikiに登録させていただきました、ご参加ありがとうございます!

>41
>42

/返信暫しお待ちください……。

  • No.44 by 名無しの悪魔狩り  2021-05-05 21:11:37 ID:2499132ca

>41
>42

正面を向いていれば良かったのだろうが、丁度その時は後背を薙ぎ払うべく背を向ける形になっていた。
故に当然のこと、一瞬の閃きのみを残す雷槍への反応は僅かに遅れたものになる。

「ぐ……!」

回避運動を取った右脇腹に走るざくりという衝撃、痺れ、一瞬の後訪れる鋭い痛み。
悲鳴を噛み殺して身体を動かしそのまま槍が飛んできた方向を睨み付ける。
流れる鮮血の生温さが、衣服に、肌に纏わりついて。

「致命傷ではない!
私に気を取られるな、敵を見ろ!」

こちらへ駆け寄ろうとするヴァンへと一喝、外套を翻し垣間見えた右腕は肘から先が欠けている、それが『代償』だ。
レベッカの血はどろりと宙へ浮かぶ、浮かんでは揺ら揺らと姿形を変えていく。

「この命、そう易いと思うなよ!!」

空中で無数の針へと成形された深紅を雷槍の投擲者へと次々に射出した。

  • No.45 by テスラ  2021-05-05 23:30:46 

相手の様子を見れば放った槍は当たった様子だが相手の反撃が素早く、恐らく先程の様子を見る限り血液で形作ったであろう無数の紅い針が迫って来ていて建物から飛び降りるが4本程左肩に刺さってしまうが空中で少し顔を歪めながら全て引き抜き音も無く着地をして5秒経った時には傷は塞がり剣を引き抜いて二人を見据えながら。

「これは心外だ、まさか後ろ向きでありながらもその男の注意があったとはいえ脇腹へと傷をずらし、すぐ位置を特定して反撃してくるとは.....」

避けられて居なければ今頃槍は腹部に刺さり、致命傷になっていただろう。今の行動だけで分かるが相当手慣れだろうか?今までの悪魔狩りとは2人は違う強さを持っていると認識する。

  • No.46 by リリア・べラジオ  2021-05-06 00:33:20 

/許可いただきありがとうございます!早速屍人をお借りします。

>全体

月明りが夜闇を裂く。一面の漆黒に差し込む白銀。
その輝きをスポットライト代わりに歩む一人の少女――名をリリア・べラジオ。
いつもなら身辺警護の依頼をくれた人物に付き添っている時間だが、今日はギリギリになってキャンセルが出た。
時計台周りの惨状を見る限り、それは賢明な判断としか言いようがない。

そちらは既に先輩方が押さえている。リリアの出る幕はないだろう。
彼女の役目は残党狩り。無辜の市民を狙ってか、市街地に逃げ込んだ不届き者に引導を渡すことだ。

「見つけた。始めますか」

誰に聞かせるでもない呟きは異形共への宣戦布告。
前方10m程の地点に佇む屍人へ狙いを定め、その無防備な背中目掛けて特殊魔法を行使する。
夜闇に走る新たな閃き。清廉なる月光とは対照的な、殺意を孕んだ紅の軌跡が少女と異形を結ぶ。
先端が腐肉に食い込む。少女は有り得ない速度で地を駆け、有り得ない力で得物を振り抜いた。
その感触を受け、襲撃に気付いた時には後の祭り。数秒遅れて傷口が開き、ドス黒い血液と無数の肉片が石畳を彩る。

退魔糸――少女が大きな代償と引き換えに得た力。アロラントを魔の手から救い、自らの罪を償うための盾であり矛。

崩れ落ちる屍人を尻目に血払いを済ませ、次の獲物を探して街を練り歩く。
夜明けはまだ遠い。出来得る限り屍人を探し出し、町人の被害と新たな異形の誕生を阻止せねばなるまい。

  • No.47 by ヴァン・ディペンドル  2021-05-06 07:18:56 

>44
>45

彼女から滴る血に、心配しながらも、悪魔への視線をずらすことはない。

「お前、無理すんなって。....癒しの風よ、ケアルガ」

そう言えば、レベッカの右脇腹に光が集まる。僅かに温度を持つそれは、傷口を包んだ。
光が収まれば、傷はまるで元から無かったかのように塞がっていた。
ヴァンは両手の武器をしまい、代わりの武器を出す。
サーベルのようだが、それよりも短い。所謂カットラスと言われる剣だ。両手にそれぞれ逆手に持ち、深く構える。素早く動き、相手を仕留めるため、注意深く悪魔を見据えた。

  • No.48 by 名無しの悪魔狩り  2021-05-06 11:31:19 ID:2499132ca

>45
>47

「人の言葉を話しているつもりか、悪いがよく聞こえんな」

強力な再生能力が一目で理解出来る、屍人と同様に行動能力だけを削いで放置するということは出来なさそうだ。
捻る左手、閃きは背後に迫っていた屍人を裂いて転がして。
上空へと射出していた深紅が空中で集合し一本の槍へと姿を変えてテスラの頭上へと落下していく。

「私が無理をしている様に見えるのか。
さては悪魔狩りになったばかりだろうお前は、教えておいてやる」

続け様、左手を返して剣を引き戻しそのままテスラへと刃を伸ばす、首を落とす狙いだ。

「命懸けなどただの前提、その上で、刺し違えても悪魔は殺せ!」

爛々と赤く燃える瞳、それは己を決して譲らない精神の顕れ。
――レベッカ・ウィンケルは代々の悪魔狩りの家系、本人もそれに誇りを持っている。

>ヴァンさん

/一応は創作なりきりという形ですので、元ネタそのままの呪文名はやめておいていただけると助かります……!
/それから今回は受けさせていただきましたが、回復技も一応お相手の許可を取る形に(「回復させようとする」に留めるか、メタで回復して良いかを聞く等)した方が良いと思います。
/「傷はアクセサリー」みたいな感じで、怪我をキャラの個性の一つ、ロールのアクセントとして扱いたい方もいらっしゃると思うので、勝手に治っちゃうのは幅が狭まるかなと……!

>46

リリアの前方に表通りを歩く人影がある。
目深に被った山高帽とグレーのトレンチコート、背丈からして大人の男性か。
歩みは鈍く、身体はゆらゆらと忙しなく揺れて、時折建物の壁に擦りつけながら。
されど屍人の様な腐臭を撒き散らしてはいない。

「……ない……り……じわ……はら、しわ……」

ぶるりと震えて駆け出し、しかし三歩程進んで静止する、頭を上下に大きく動かして。
小声で何かを呟いてはまた歩き出す。
明らかに普通の様子では無い、そもそもアロラントに於いて、こんな真夜中にただの人間が表を出歩いていること自体そんなに無いのだが。

  • No.49 by リリア・べラジオ  2021-05-06 16:11:57 

>>48

夜の街を彷徨う影。
容姿や体臭に屍人の色は見られない。しかし明らかに挙動不審だ。
悪魔さえ存在していなければ、この御仁は不眠やストレスで病んでしまったのだろう――そんな月並みな推測で片付けられた。

だがここはアロラント。亡者巣食う阿鼻叫喚の地。
悪魔狩りを名乗る者として、当然見過ごす訳にはいかない。

「待ちなさい」

背後から声をかける。得物を硬く握り締め、咄嗟に突き付けられるだけの距離を空けて。
濡れ衣なら顰蹙を買うことは避けられないだろうが、これは万が一を見据えた当然の備えだ。

「ここで何をしているの?」

自然と語気が強まる。
夜闇と帽子のせいで表情が読み取れないためか、リリアは自分で思っている以上に力み、身構えていた。

  • No.50 by 名無しの悪魔狩り  2021-05-06 17:54:23 ID:2499132ca

>49

「おぉ、おおおぉぉおぉ……あ……」

ぶるり、ぶるりと二度身体を震わせて、男はゆっくりとリリアの方を向いた。

「あおぉぉ……味わい深い……」

まず一目で異常と分かるだろう。
頬はこけ痩せ細り、忙しなく白目と黒目を反転させて、焦点は一向に安定していない。
口元からは涎を垂れ流し、間から除く口中は歯があちらこちら抜け落ちている。
衣服の隙間から覗く首、掌、足等は、まるで枯れた枝の様に細くしわがれ今にも折れそうな程であった。

「味わい深いなぁぁ」

ぐらり、身体が一度倒れ込むように大きく傾いた、次の瞬間。
両腕を大きく広げて、まるでリリアに抱きつこうとするかの様に駆け出す。

  • No.51 by ヴァン・ディペンドル  2021-05-06 17:57:50 

>48

/そうですね....申し訳ありません。以後気をつけます。

決意。彼女から伝わってくるそれに、ヴァンを思わず息を呑む。どうやら、彼の悪魔との闘いに自分は必要ないようだ。彼女に背を向け、周りの屍人に目を向ける。

「....ん、わかった。後ろは任せろ」

自分に出来ることは、彼女を悪魔との闘いに集中させること。近づく屍人を舞うように切り伏せる。

  • No.52 by テスラ  2021-05-06 19:21:56 

>48

ヴァンが何かを唱えた瞬間に光がレベッカの傷に集まり、光が収まると傷が消えている、非常に厄介ではあるが、どうやら1体1になったらしい。すると頭上に先程の紅い針が集束して一つの槍へと姿を変えた、更に伸びた蛇腹剣はこちらの首に向かってくる。

「良かったのか?2対1の方が有利なはずだが.....まぁいい」

そう無表情で淡々と言い放ちながら真上から落下してくる槍をひらりと横に体をずらしてかわすと、少々強引ではあるものの左手を伸びた蛇腹剣に向かい伸ばし威力を殺しつつ掴むが案の定手のひらは切れて血が滴る。そのまま蛇腹剣を引っ張り体勢を崩そうとして。

  • No.53 by リリア・べラジオ  2021-05-06 19:35:57 

>>50

「……!」

呻き声と共に男の全貌が明らかになる。
痩せこけ萎びた四肢。薬物中毒者さながらの様相。
言葉を話せていることが逆に不自然に思えてくるほどの醜態であった。

流石のリリアも言葉を失い、身体を揺すりながらブツブツと呟く男に釘付けになる。
そんな経験の浅さから来る硬直を見逃さず、男は叫び声をあげながら掴みかかってきた。

「はッ!」

我に返り、咄嗟に背後斜め上方へ糸を張る。その先端は軌道上にあった街路樹に突き刺さり、強い牽引力を以てリリアを空中へ誘う。
自身に発破をかけるべく腹の底から声を出し、糸に身を任せての大跳躍。
危なかった。もし不用意に距離を詰めようものなら、間違いなくあの男の餌食になっていたことだろう。

それにしても厄介な相手に絡まれたものだ。倒さなければ一般人にまで被害を及ぼしかねない。
しかしこの男が悪魔などではなく、心身に異常をきたした人間に過ぎなかった場合、『悪魔狩りが市民を殺めた』という事実が残ってしまう。
そうなれば自分一人の問題では済まされない。

(きっとこれが、今の私に打てる最善手。人間なら意識を奪え、そうでなければ追い詰めることで正体を暴けるかもしれない)

再び糸を伸ばして跳躍し、街路樹の枝から空中へと舞台を移す。
そして続けざまに2本目の糸を射出――狙いは男の右半身から1メートルほど離した場所。
強靭な道標に導かれるがまま突進。丁度男とすれ違うタイミングで得物を振るう。

刃ではなく丸みを帯びた柄の部分を用い、頭部に致命傷を与えない絶妙な力加減での一撃。
果たして男はどう対処してみせるのか。

  • No.54 by 興味を持った人  2021-05-06 20:55:54 

(悪魔狩り)

名前:クリード・アラバスター

性別と年齢:男性、33歳

容姿:身長170cmで、細身だが鍛えている体型。
ツリ目の灰色の瞳に、白色の髪。白色の肌。上は赤色のライダーズジャケットを着ながらもその中に藍色のシャツを着て、下は黒色のスラックスを履き、茶色のロングブーツ。

性格:悪魔狩りになる前は父母や親戚一同に対して礼儀正しく優しい性格だったが、悪魔に父母や親戚一同を殺されて悪魔狩りになった後は悪魔を狩る事だけを生きる糧とし、悪魔との戦いを楽しむようになってしまった。

代償:父母、親戚一同の命

得た物:魅了する弓矢と矢筒

代償を支払った事で得た弓矢と矢筒。この矢は普通の矢と違い特別な力が入っており、それぞれの矢に普通(いつもの矢)、爆弾(衝撃波をはなつものも)煙幕(逃走用)、電気ショック(妨害用)、ワイヤー(移動用)、照明(照らし用)など様々な効果を持つ矢を弓で射る事が可能で、本数は全部で120本。[普通矢:40本、爆弾矢:20本、煙幕矢:20本、電気ショック矢:20本、ワイヤー矢:10本、照明矢:10本]。矢筒には20本まで矢が装填出来て、様々な矢を搭載している。120本全てが無くなってしまったらその時点で12時間経つまで矢を装填出来なくなり、弓を射る事が出来なくなってしまう為に逃げなければいけない弱点を持つ。

設定:彼は父母、親戚一同と共にアロラントに住み、父母から愛され親戚一同に温かく見守られながらも、悪魔への自衛の手段として父母から教わる形で弓を射る技術を教えてもらっていた。それ以来、自衛手段としてもそうだが弓を射る事が好きになった彼はいつしか日が暮れるのにも気付かぬまま夢中で弓を射続けていた事もあった。しかし、その楽しい時に悪魔がやって来て父母と親戚一同を殺して逃げた悪魔に弓を射ったのだが、射った矢が届かなかった事で逃してしまう。その事が原因で、自分の実力不足と父母、親戚一同を殺され憎悪に溢れながらも代償が捧げられてしまい、現在の力を得た事で自分の実力を鍛える目的と全ての悪魔を狩る事を目的として悪魔狩りへの道を進む。

(/悪魔狩りで参加を希望した人です。不備などがございましたら言ってください。)

  • No.55 by 名無しの悪魔狩り  2021-05-06 22:06:45 ID:2499132ca

>51
>52

新手の悪魔が現れても当然屍人は空気を読んでいなくなってくれたりなどしない。
一方に集中すればもう一方の警戒が疎かになる、自然の道理だ、だからこそ背を預けられる相手の存在はこの様な場面では救いになる。

「任せる」

未だ互いの名前すらも知らぬ同朋、短時間の触れ合いではあるがしかし、背を預けるには十分だと判断して。
ただ目の前の人間を食らおうと鈍い足を動かす屍人の群れから意識を離し、レベッカは自らの左手の甲を浅く噛み千切る。
まだ足りない、目の前の悪魔を狩り切るには、あの程度の血では足りていない。
明らかに有象無象の雑魚とは違うと分かる、だがそれでも啖呵を切るのがレベッカという女の性格であった。

「分からないのか、貴様等私一人で十分相手取れるという意味だ、人の言葉は真似られてもどうやら心はそうでは無いらしい。
いや、所詮は悪魔――それも当然か!」

掴まれた蛇腹の剣を無理矢理に引き戻し、真新しい傷口から流れた血液がその刃を薄くコーティングしていく。
その最中、狙いを外し地面へと突き立てられたままであった深紅の槍はまた姿を変えた。
人一人の胴体ならば両断も出来そうな大振りの一枚刃、テスラの肩口から脇腹にかけてを袈裟懸けに切り裂こうと回転する。

「(あの再生力ならば手傷は無意味、身体の大部分を一息にだ!)」

>テスラさん

/蛇腹剣を掴む行動が確定ロールになっておりましたので、申し訳ありませんが今回のみそれを引き抜くところを確定で返させていただきました……!
/同様の行動を表したい場合は、「剣を掴もうとする」「掴もうとして」という形の言葉を使うのがベストと思われます、お気を付けいただければ幸いです!

>53

リリアへと伸ばした両腕は空を切る、じっとその掌を見つめ、男は乾ききった舌を空に泳がせた。

「無い、無い……なぁ、味わいが無い、味わい……探しても、味わいが……。
ひぃ、ひぃひぃひひ、味わい味わい味わいが……」

虚ろな瞳は消えた女を探している、ふらふらと何も無い空中を引っ?いて。
リリアの憂慮は的を射ていた、男は決して悪魔では無い、見て分かる通りに心身には多大な異常をきたしてはいるもののただの人間であった。
故に反応出来る事柄にも限度がある、死角からの一撃を想定出来る訳も無い。
頭部へ加えられた打撃により倒れ込んで……。

「ぎギゃっ……「ァァアアアアアアアアアアア!!!!!」!!」

だが事態はそう単純では無かった。
男の口から洩れた悲鳴に重なって、まるで赤ん坊の鳴き声の様な金切声が同時に響き渡る。
リリアは果たして気付くだろうか、悲鳴の刹那大きく開いた男の喉奥、そこにへばり付く『胎児の様な何か』の姿があることに。
男は決して悪魔では無い――男「だけ」は。

>54

/ご参加ありがとうございます、wiki登録しました!

  • No.56 by リリア・べラジオ  2021-05-07 00:39:00 

>>55

確かな手応え。男は何ら抵抗を見せることなく、急所への一撃を受け入れた。
当然倒れ込み悶絶する。意識までは奪えなかったものの、無力化までは後一歩と見て間違いなかろう。
だが問題はそんなことではない。転倒の最中、男が発した悲痛な叫び――その只中に混ざる、耳をつんざくような異音。

正体を暴くは退魔の鋭光。攻撃に使われた糸が消滅する間際、その紅色の輝きを以て男の口内を照らし出した。

「……ッ!!!」

ほんの一瞬で十分だった。十分過ぎた。闇夜の中でも異質と言わざるを得ない漆黒の肌に、醜く歪められた顔面。
金切声を耳にした時の疑念が、早くも確信へと姿を変える。男は悪魔に寄生されているのだ。それも人間の心身を貪り食う最悪な種に。

「貴方を救うにはこれしかないの。悪く思わないで」

そうと分かった瞬間には身体が動いていた。
事は一刻を争う。男の生命に係わる衰弱ぶりは、十中八九この異形によるものだ。
コートを脱ぐと丸めて男の腹部に放り、せめてもの緩衝材とする。
そして得物を天に掲げ、柄の部分のみが当たるように振り下ろした。

これで吐き出させることが出来れば、男と異形を切り離せる。
もし手遅れだったとしても、人間としての尊厳を保ったまま死なせてやれる。

  • No.57 by 名無しの悪魔狩り  2021-05-07 09:51:20 ID:2499132ca

>56

舌を垂らしひくひくと四肢の先を痙攣させて横倒しになった男は、どうやらとうに意識を手放している様で声一つ発さず。
されど喉奥から響く男のものでは無い何かの叫び声。
それはある一本の樹が時折撒き散らす花粉を多量吸い込むことで、人体の内側に根付いて覚醒し、宿主の心身を食い荒らし成長する。
『遍くの忌み子』と呼称される、悪魔狩りの間でも特に警戒すべきであると認知されている悪魔の一種である。

「げぼっ……「キィ、ギィ、キィイイイイイ」」

宿主から忌み子を引き剥がす、リリアの対処法は理にかなったものだ。
腹部へと加えられた打撃は激しい嘔吐感を催させて。
男のえずきと微かな意識の目覚めと共に、喉の浅いところまで這い上がって来ていた忌み子は水気を含んだ音をたてて石畳に吐き出される。

「……ぁ……」

狂気の根源を切り離された男は、声にならない声を漏らしたのを最後に再び意識を手放した、弱弱しくほんの微かに上下する背を見るに死んではいない様だ。
リリアのコートがその目論見通りに緩衝材の代わりを果たしたからだろう。
一方、体外へと出てしまった忌み子はのろのろと這い歩き始めた、次の栄養源を、次の狂気を求めて。
嗚呼、丁度目の前に美しい銀の髪を持った健康状態優良そうな女が居る。

しかし一度こうなってしまえば、悪魔狩りが対処することは簡単な筈だ。

  • No.58 by リリア・べラジオ  2021-05-07 17:02:17 

>>57

腹部への痛打を受けた男は激しくえずく。間一髪、地獄の淵から連れ戻せたようだ。
ベチャリ。文字に起こすならそんな音を立てて、男を狂わせた張本人が石畳に身を横たえる。

「遍くの忌み子……」

その醜さを煮詰めた容姿には覚えがあった。
なんでも花粉を散布する悪魔が存在し、吸い過ぎると男の様に異形を宿してしまうというのだ。
リリアは思わずシャツの袖で鼻と口元を覆った。付近に元凶が潜んでいるかいないかなど、どうでもいい。

「次は私に寄生する気?節操がなさすぎるのよ」

のろのろと這ってくる忌み子。男から吸い尽くせなかった養分をリリアで補填しようというのだろう。
もしも別の何かを代償に選んでいたら――リリアに人並みの感性が残されていたなら、この現場に居合わせたというだけで嘔吐の1回や2回は堅いだろう。
しかし今石畳を踏み締めているのは、救護目的とはいえ市民の腹に凶器を振り下ろす無慈悲な執行者。

握り締めた得物が姿を変えていく。細身の柄に刃が据え付けられただけの質素な面影はもうどこにもない。
ハルバード――重厚感と殺意が滲み出る処刑具。糸を巻き付けた双腕を天高く掲げ、忌み子の首元目掛けて振り下ろす。

  • No.59 by クリード・アラバスター  2021-05-07 18:33:07 

(/参加を許可してくださりありがとうございます。他の悪魔狩りまたは悪魔には初対面でも顔見知りでも、どちらでも構いません。応援や助っ人要請がありましたらすぐに駆けつけますし、悪魔が来たのであれば1人で悪魔を狩るつもりです。皆さんこれからよろしくお願いします。)

>全体

ある夜の街に1人の男がいた。名はクリード・アラバスター、悪魔狩りである。この悪魔が出るというアロラントという街にやって来た男の目的は[全ての悪魔を狩る事]。その目的の為に今日も悪魔を探しながら街を歩いていれば、誰かが悪魔と戦闘をしている音が聴こえたのを耳にした。

「誰かが悪魔狩りの最中かな?助っ人に行くか…それとも見捨てるか…」

悪魔狩りとはいってもお互いの目的の為に利用しているだけであって仲が良いという事は稀である。しかし、全ての悪魔を狩る事だけを目的とするクリードは助っ人という事で狩りに参加をする事を考えながらも、仲良くもない悪魔狩りを助けてクリードにメリットが無い可能性もある事も考えながら決められずに立ち止まり)

  • No.60 by テスラ  2021-05-07 20:11:59 

>55

蛇腹剣を引き抜かれ、切り裂かれた手のひらを治して行き、静かに相手を見据える。そして緑と黒色が混ざった様な色の一目見れば禍々しいと感じる雷が周りに発生し始め、バチバチと音が鳴る。

「そうか....ならその判断直ぐに後悔....っ....!!」

そう言い終わらない内に後方へ違和感を感じて振り向くと先程避け地面に刺さった槍が巨大な刃へと姿を変えていた。反射して防ぐ様に剣を構えるが前方へ意識を集中してたあまりに力が乗っていない、威力を緩和する事は出来たが防ぐ事は叶わず刃は大きくテスラに傷を付け、鮮血が飛ぶ。
後ろによろめきながら回復に集中するが見て分かる程に再生が遅くなっているのが分かるだろう

/すみませんうっかりしていました、今後この様な事は無いよう気を付けますすみませんでした、

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