五月晴れ　

俺の言葉を無条件に信じるのは危険だから辞めなさい、(　眉下げて笑い　)…本気で縮むと思ってんなら言っとくが、嘘だからな。そんなほいほい縮まねえから安心して、(　くく　/　抱き締め返し　)普通は当たり前なんだろうし、多分俺もそうなんだけど。…なんつーのかな、俺自身がいざ心配される側になると反応に困っちゃって駄目なんだよな、(　とほほ　)

え-なんで?俺さっちゃんが嘘ついても本当の事言っててもさっちゃんのこと大好きだぞ? (　にへら　) ..!よかったぁ..! (　にへぇ　) ふは､何それ可愛い｡ (　ふふ　) 反応に困るとかさ､さっちゃんの可愛い部分見れて俺は嬉しい｡ (　けらけら　)

なんで､って普通そんな他人の言葉を盲目的に信じたって良いことないし、損するだろ。(　深々と溜め息　)馬鹿だなあ、ほんと。(　ふは　)可愛くねえって。(　眉寄せ　)だから俺のことはあんま気にしないでおいて。放っといても死なねえから、俺は。(　けら　)

自分の幸福より他の誰かの幸福願ってた方が良いし。上手くいくと良いな、

大切なものは失ってから気付く、というのは正確には少し違っていて、失ってからじゃないと気付けないんじゃなかろうか。だからその存在を切り抜いたりあるいは捨て去ってしまうことはしょうがないけれど、大切な故に脆く、一度壊れてしまえば二度と元の形ではもどってこないところが、息苦しく難しいんだよなあ。

まあ、今の俺には関係ない話なんだけど。(　たは　)

何も始まってはいないし、かといって、終わったわけでもない。けれども俺は確かに何かの結末を目の当たりにした。とても平和的な解決をして、誰も不幸にはならずに、日常が図らずとも約束された。いいことじゃないか。(　はふ　)

ああ-さっちゃんの言葉なんかｽｹﾞｪ刺さるわ｡失ってからじゃねぇと気づけねぇもんなのかな､やっぱり｡

柳なら大丈夫だろ。もうちゃんとそうやって考えられてんだからさ、自信持てよ。俺が保証してやる。(　ぐっ　)

..ん､あんがと-さっちゃん! (　ぎゅ-ｯ　) 俺さ､色んな人にお兄ちゃん見てぇって言われたけど､さっちゃんは俺の兄貴見てぇだな｡ (　ふはり　)

いーえ、お礼なんていいから気にすんな、(　よしよし　)俺も柳のこと弟みてぇだなあ、って感じてたから一緒だな。つっても俺みたいなのが兄貴ってのも可哀想な話だけど、(　苦笑浮かべ　)

気にはするけどな｡ (　へへ　) そうなんか!!嬉しいなおい!! (　目きらきら　) あ､自分貶すところ-俺に指摘してる所と一緒だぞ｡ (　びしっ　)

いいんだっての、俺がそう言ってんだから。(　相手の鼻つまみ　)そうそう、目が離せないとことかさ、(　うは　)だってこればっかりは事実だからなー。(　頬ぽり　)

いひゃい｡ (　鼻声　) えぇ､なんかそれ親と息子じゃん! (　吃驚　) あ､それはずりぃよ｡事実じゃねぇよ-皐月見てぇな兄貴持てたら俺超幸せだわ｡ (　ふはり　)

気にしないって約束できるか？(　鼻つまんだまま　)親と息子は流石に色々ぶっ飛びすぎだろ。(　目ぱちぱち　)まあここでは綺麗な面しか見せてねえしなあ。柳が幸せならそれでいいけど、(　肩竦め　/　ぽつ　)

えぇ..ひょうがない.. (　むむ　) ふはｯだって､皐月の言い方がそんな感じだったからさ｡ (　くく､　) どんな面でも見せてくれたらいいからな｡そんなすぐに嫌いになることなんてねぇから､な｡ (　へらり　) おう!幸せだぞ-ｯ (　にひひ　)

約束できんなら離してやる、(　じ　)こんなでかい息子がいた覚えはねえぞ。息子より弟の方が感覚は近いし、(　小さく笑い　)そうだなあ、…気が向いたら見せるよ。(　目細め　)おー、そんならよかった、安心だ。(　抱擁　)

んー…参った､なあ。

物事は時に予期せぬ速度で変化していくから困る。どうかいい方向に進んでくれることを願いつつ…

あー、なんだろうな。ぐらぐらと根本から崩れてく感覚。何とかしねえと。しっかりしろ、俺。(　頬ぱちん　)