【GL、NL】僕らは今の中で

そっか、そうだよね！でも穂乃果はまず自分のやりたいと思うことを見つけないとだけど(何よりやりたいと思うことが大切という相手の言葉に自分自身スクールアイドルを始めた原点がそこにあったことを思い出したようで力強く頷いては、まずは叶える夢を探さなくてはとヘラッと笑い｢気味悪いは余計だって穂乃果思うな…、でもありがとうっ、無理せず頑張る！｣気味悪いという言葉にはジトっと相手を見つめて少し不満そうにするが自分を気遣っての言葉だとわかっているため、すぐに機嫌直して笑顔で

ゆっくり見つけていくといいよ。まだ君は若いんだからね（歳に関しては互いにそこまで離れてないのかもしれないが少し年寄りくさい事を言い出せば彼女の笑った顔を見てこちらも満足したように笑い「ごめんごめん。僕って正直すぎるところあるからね」と今更ながら自身の欠点(?)のようなものを口にしつつも彼女の機嫌が直ったので少し安心し）

あははっ、なんだかおばあちゃんとかおじいちゃんみたいだよ～(自分とは恐らく歳がそこまで変わらないであろう相手のいかにも年寄りっぽい発言をすれば無遠慮にもストレートにそう指摘して｢あー、うん、正直なのはいいことだよね！…さ、着いたよっ｣少し相手の言葉に考え込むような仕草を一瞬見せるがすぐに笑顔で頷いていて、そんな会話をしているうちに目的地に到着したようで

ひどいなー。僕まだ十代だよ（確かに爺くさいことを言ったのは自分なのであまり否定できないのは事実である。そのため彼は酷いと言いつつも対して嫌がっているようには見えず。「君って良くも悪くも素直だよね。僕はいいと思うけど」と言うと目的地に着いたのを確認し、中に入ろうとし）

あ、ごめん。つい…(思いついたままに言ってしまった発言に慌てて口元抑えては誤魔化すように笑いながら視線を外していて｢本当っ？そこって穂乃果のいいところかなぁ！？｣相手の台詞を前向きに捉えては嬉しそうに身を乗り出しながら問いかけていて、会話をしながら店内へ入っては注文カウンターへと真っ直ぐに向かっていき

まあ僕も正直に言ってるからこれでお相子かな（自分も先ほどからバカ正直に物申しているので彼女の事は言えずにお相子と笑い返しながら言い「いいところだと思うよ。素直な子は人を受け入れる事もできるからね」と思わず身を引きつつも笑顔で答え彼女に続きカウンターへと向かい)

うんうん、そういうことにしておこう！ユウくんって優しいねっ(自分の失言を笑って許してくれた相手へと素直に思ったことをそのまま口にしては嬉しそうな笑顔浮かべて｢えへへ、ありがとう。…うーん、何を食べようかなー｣褒められれば照れ臭そうにしながらお礼述べて、注文カウンターのメニューとにらめっこしながら何を食べようか考えていて

そう言う高坂さんも十分優しいと思うよ（あまり優しいとは言われたことがないのでこそばゆい感覚になりながらも褒め言葉自体悪いことではないので思わず嬉しそうに笑みを零し「可能な限りはおごれるから好きなのを頼んで大丈夫だよ」とこちらは決まっているのかメニューをちらっと見る程度であり）

もう、そんなに褒めたって何も出ないよ？(褒め言葉を素直に受け入れて照れ隠しのようにそう冗談混じりに言っては照れ笑い浮かべてから視線泳がせていて｢それじゃあ、このセット頼んでもいい？｣練習終わりで空腹感も強いためか、少し割高ながらそこそこボリュームのあるメニューを少し遠慮がちに指差していて

別に下心なんてないよー（照れている姿も彼の目には少し可愛らしく写っている初々しい彼女をみれば口を尖らせて言い「分かった。じゃあこのセットと、このセットを１つずつください」と相手の指定した物をみれば一度頷いて目の前にいる店員に注文をすると懐から財布を取り出し)

あ、でもおまんじゅうなら…。ユウくんって甘いものは平気？(相手の反応見ながら思案顔で独り言を呟いて、それから相手に向き直っては何の脈絡もなくそう問いかけては小首傾げて｢ありがとうっ、ゴチになります｣注文終えればお礼述べてから三つ指つくような仕草をしながら軽い調子でそう言って

甘いものなら何でも好きだよ（突然彼女が言い出したお饅頭と言う単語に不思議そうな顔をしつつも自分の好みである甘い物の話とあらば自然と楽しそうになりそれが顔に出てしまい「……ぷっ」と相手の言い方が面白かったのか思わず吹き出してしまいつつも会計をすんなり済ませ）

本当！家ねおまんじゅう屋さんなんだっ、良かったらこれから遊びに来てよ。サービスするからさ！(むしろ好きだという相手の返事を聞けば嬉しそうに両手を打ち鳴らしては、無邪気な笑顔浮かべて誘ってみて｢え？穂乃果、なんかおかしかった？｣相手が吹き出しそうになっているのを見て、面白いようなことをした自覚はないのかキョトンとしていて

へえお饅頭屋さんなんだ。じゃあ今度メ……友達の差し入れとか自分用に買ってこようかな（サービスをしてくれるし彼女の家のお店と聞けば行かない理由がないので行く事に乗り気になっており「いや……高坂さんからその言葉を聞くとは思ってもみなかったからさ。驚いちゃった」とクスクス笑いつつも答え）

…？あ、うん、じゃあ行こう！(メとだけ口にして何か言いかけてから友達と言い直したのを聞き逃さず、何を言おうとしたのだろうと疑問抱きながら小首を傾げていて、最終的にはまあいいかと先立って歩き出して｢その言葉って、ゴチになりますっていうの？｣他に自分の発言について心当たりもないため、そう問いかけていて

そんなに急がなくたってお饅頭は逃げたりしないよ（余程自分の店に来てくれる事が嬉しいのか分からないが歩き出す彼女に対してクスッと笑いつつも場所がわからないため彼女に続いて歩き出し「そうそう。僕の周りではそう言う女子っていないからね」と彼女の問いに2,3回頷くとその時のことと思いだし）

そ、それはそうだね…あはは(嬉しさのあまり、はやる気持ちのままに行動してしまい、相手に焦り過ぎと指摘されれば確かにと納得してから苦笑浮かべて｢そうなんだ、えへへ、一回言ってみたかったんだよね。これ｣どうやら自分の思った通りの言葉だとわかるとなるほどと頷き、舌をチロッと出して悪戯に微笑んでは言ってみて

まあ、自分のお店に来てくれると言うのは嬉しいのかもね（自分の店を経営しているわけではないが、それでも自分の店に客が来ると言うことはそれを必要としている人がいるという事なのでそういうことなのかもしれないと推測をし「面白い言葉ではあるよね。僕も今度使ってみよ」とその時の仲間の反応を楽しみにしつつ、微笑んでいる彼女の頭にそっと手を置くと撫で始め)

あ、でもでも別に無理に押し売りなんてしないからね！本当、気楽な感じで来てよ(相手の言葉を聞き、商売目的と誤解をさせないようにとそう口にしては首を傾げていて｢わっ、どうしたの急に！くすぐったいよー｣頭を撫でられれば突然のことに驚きながらも瞳を細めて身を竦めていて

分かってるよ。高坂さんが勧めてくれるんだから私情関係なく美味しい物なんだってこともね（自分もそういうつもりで言ったわけではないのでおかしそうに笑いながら言い「んー。何か今の高坂さんを見てたら急に頭撫でたくなっちゃった。あ、でも子供扱いはしてないからね」と理由と誤解を招かないよう説明を口にし)