その日、神様は高校生にキスをした。

その日、神様は高校生にキスをした。

駄ぬし  2014-03-26 14:40:09 
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それは何の変哲もない休日の午後。
いつものように外へ出ることもなくゲームをしている後ろからしてきた窓ガラスの割れる音。--そして、鈍い後頭部への打撃音と激しい痛み。

痛みに後頭部を押さえながら顔を上げると、そこにいたのは幼い子供。

「なんだ、この汚い住まいは。これこそまさにヒキコモリというやつだな」

ふん、と鼻を鳴らしながら小生意気なことを言って部屋を見回していた。

「だ、誰だお前…?」

明らかに狼狽する俺の声に、そいつは初めてその場にへたれこんでいた俺に視線を向ける。

「え?ああ、神様だ。お前を護るために派遣された。その契約をしにきた」

そう言って勝ち気な瞳が俺を見据える。
神様も派遣なんてあるのか、なんて考えていた俺にそいつは覆い被さる。鼻先数センチ。--それはまるで、恋人同士がキスをするような、距離で……。


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  • No.41 by 桐野 孝之  2014-03-27 16:56:21 

は、はいっ、すんませんでした…って、あぶなっ(不機嫌そうな表情を浮かべて物騒な物言いをする相手の力を思い出せば確かに自分では絶対に太刀打ち出来ないだろうと軽く身震いしては素早く頭を深々と下げて謝罪をして、飛んできたガラス片をオーバーアクションで回避する。 長い長い彼女の説明を聞き終えて事の経緯を大まかながら理解すれば「…冗談じゃない…つまり俺はお前みたいに化け物みたいな力を持った奴らに命を狙われてるってことかよ!?一生そんな奴らに脅えて暮らせって言うのか!?」本来ならばこんな馬鹿げた話など冗談だろうと笑い飛ばすところだが彼女の人並み外れた力を目の当たりにしてしまった以上全くのデタラメとは思えず、理不尽な現実に絶望と怒りが押し寄せてきて声を荒げて

  • No.42 by ナギ  2014-03-27 18:15:25 

そういう危険から回避させるために私がいるんだけど?
(相手が悪徳な神たちに命を狙われ続けるという点に関しては、気休めに否定したところで現状は変わらないし、そもそもそんな慈悲のあるような性格でもないため無言で肯定するも、そんなやつに脅えて暮らさなければならない、という相手の言葉には不服さを露にしたような眉間に皺を寄せた表情で答えて。「…まぁ、実際問題お前の体内に紛れ込んだ逸物が逸物だし、何かあれば私は死ぬだろうからそのときはそうなるんだろうけどな」とさらりと万が一における事実をなんでもないことのように述べて

  • No.43 by 桐野 孝之  2014-03-27 18:51:38 

う…それはそうかもしれないけど…(どうやらこちらの物言いが気に障ったようで眉間に皺を寄せる相手にタジタジになりながら、敵も彼女と同じ神である以上は楽観は出来ないだろうと考えてはやはり不安は隠しきれずにいて、さらりと死ぬなんて口にした相手に「し、死ぬって…神様が俺の為に…?」自分に降りかかるかもしれない万が一の出来事よりもまず相手のことを案じるような言葉が飛び出して

  • No.44 by ナギ  2014-03-27 19:36:16 

そ。さっきそのための契約したからな。
(万が一の出来事に遭遇してしまった相手自身が自分の身を案じることよりも、それによって死ぬかもしれないという自分の身を案じていることに内心若干の驚きを覚えながらそんな相手からふと視線を外し、とくに意味があるわけではないものの、床に散らばるガラスの破片を1ヶ所に集めるような仕草をしながら、「まぁ、そんな簡単に私は死なぬから安心しろ」と付け足して

  • No.45 by 桐野 孝之  2014-03-27 20:11:06 

契約ってつまりさっきのキス…のことだよな…?(相手にはキスに対する特別な感情がないのは既に理解しているが、やはり一緒に居て護るという意味が込められたそれには、特別な感情を抱いてしまいそうになってそんな考えを慌てて頭から追い出して「…いやいやいやっ、俺にそんな趣味はないっ…はず…」と意識してしまいそうになった相手の姿を見ては自分にロリコンの趣味はないと言い聞かせるように独り言を呟いて

  • No.46 by ナギ  2014-03-27 20:31:38 

…?ああ、そうだ。神には呪縛に等しい効果のある契約魔法だ。
(なにやら一人でぶつぶつと呟いていた半分程度しか聞き取れなかった相手の言葉に不思議そうに首を傾げるも、契約がキスということかという質問には軽く頷きながら肯定し、「そんな契約などしなくても私は死ぬまで護衛してやるがな」と言葉のみそのまま受けとればロマンチックに聞こえなくもないような言葉だが、実際のところは護衛として派遣された神としてのプライドから出た言葉というだけで、勝ち気な笑みとともにそれを言い放って

  • No.47 by 桐野 孝之  2014-03-27 21:11:17 

契約魔法かぁ、俺の中では何か変わった感じとか全然しないけどな~(魔法という単語に目ざとく反応をするが全く自覚出来る効果みたいなものは感じられず、ゲームや漫画とは違うんだなと内心で一人納得をしていて、勝ち気な表情を浮かべて意味深な物言いをする相手に一瞬困惑するがすぐに相手は恋愛などといった感情には全く理解が無かった筈と思い返しては、何か他に考えがあっての発言なのだろうとこれ以上は考えるのを止めて

  • No.48 by ナギ  2014-03-27 21:51:42 

それはそうだろうな。契約魔法は契約を破ろうとしたときにしか効力を発揮しないからな。
(変わった感じがしない、という相手の言葉に軽く頷きながら肯定の意を示しながら肩にかかっていた髪を邪魔に感じたのかぞんざいな仕草でそれを後ろに払い、「…まぁ、そもそも私は魔法はあまり得意でないからな」と実は若干気にしている不得手部分だが、どうせ悪徳な神と対向したときにはばれるだろうと考えて気にしていない風を装いながら付け足して

  • No.49 by 桐野 孝之  2014-03-28 02:08:42 

ふ~ん、ちなみに参考までに聞くけど契約を破ろうとするとどんなことが起こるんだ?(契約を破ろうとしなければ効力は発揮されないという説明に単純に興味が湧き、何気なく質問を投げかけてみる。 そして、彼女が苦手とするものを聞けば「それってつまり他の神様は基本的に魔法が苦手じゃあ無いってことか?」わざわざ『私は』なんて言い方をした以上彼女は神々の中では数少ない例外では無いだろうかと推測をして

  • No.50 by ナギ  2014-03-28 07:57:57 

破ることは不可能だ。私が契約を途中で投げ出そうとしたとしても、契約が完遂されるか契約者が死ぬまで魔力によって遂行を支配されるからな。
(話の理解が早いやつだな、と内心考えながら先ほど行った契約魔法が決して破ることのできない効力を持つことをすらすらと答えて。他の神は魔法を操れるのかという質問に、「…ああ、そうだ。むしろ基本的に他のやつらはそれぞれの得意魔法を駆使しているし、私のようなやつのほうが例外的だ」と軽く頷きながら肯定するも、やはり気にしていない風を装っていても気になるところはあり、それを発散するためか、再び床に落ちていた小さめのガラスの破片を相手へと放り

  • No.51 by 桐野 孝之  2014-03-28 15:55:47 

なるほど…なんかそれって申し訳ない気がするな(全ては自分の為に決して破ることの出来ない契約で相手を縛りつけてしまったという現実にそれが仮に相手が自ら望んだことであったとしても申し訳なさを感じない訳にはいかず、眉尻を下げて呟く。 どうやら自分の想像した通り彼女は神の中でも特殊なケースであることがわかれば「えっと、それで本当に他の神と戦えるのか?って、だからやめろって、刺さったらどうするんだっ」わざわざ護衛のためにやってきた以上は相応の実力があるのは確かだろうと頭では理解していても、やはり一抹の不安は残り心配そうに問いかけて、投げられたガラス片を再びオーバーアクションで回避して

  • No.52 by ナギ  2014-03-28 19:53:25 

私が望んで決めたこと。お前が気に病む必要はない。
(申し訳なさそうな声色にやや外しかけていた視線をチラリと相手に向けると、声同様に困惑するような、申し訳なさそうな表情を浮かべており、別段相手をフォローするわけではないが自分の意思で選んだ道だと告げて髪を払って。さらに、そんなに慌てるほどの威力で投げたわけでもないガラスの破片にオーバーリアクションで避ける相手に思わずくすくすと笑い、「安心しろ。私は魔術の代わりに剣術なら神の中でも随一だ。剣に軽い魔術くらいならかかっているしな。…それより腹が減った」と相手のペースなどおかまいなしといった様子で自分の空腹を訴えて

  • No.53 by 桐野 孝之  2014-03-28 21:03:12 

そうか…俺一人じゃどの道むざむざ殺されるのを待つだけ…だしな、よろしく頼むよ…えっと、そういえば名前聞いてなかったな。神様にも名前ってあるのか?(自分が選んだことだから気にする必要はないとハッキリと口にした相手にこれ以上はもう自分一人ではどうにもならない問題に巻き込まれてしまっていることを自覚して、こちらから相手へと頼み込むように頭を軽く下げてからこれから運命を共にすることになる相手の名前を呼ぼうとしてお互い自己紹介していなかったことを思い出して。 彼女が魔法の代わりに剣術が得意なことを聞けば「そりゃ心強いことで。へぇ、神様も腹は減るんだな」やはり自分の心配は杞憂だっただろうかと一人納得をしていて、お腹が減ったなんて言葉に意外そうな表情を浮かべて

  • No.54 by ナギ  2014-03-29 23:43:38 

…お前も不運なやつだな。ああ、私はナギだ。お前は?
(あっさり境遇を受け入れ、さらに相手からすれば侵入者であり、今はまだ知らなくて済んだかもしれない相手の現実をわざわざ知らせにきた、考え方によっては悪魔にすら感じられるかもしれないであろう自分のことに対しても拒絶的な反応を示さない相手になぜか境遇に対する同情に近い念が沸き、表情こそ冷たいものの同情の言葉と自分の名を述べて。空腹を訴えた自分に意外そうな表情を浮かべた相手に、「神にも人間と食べるものが同じかどうかの違いはあるが腹は減るぞ。私は同じだからなにか持ってこい」と相手のことなどおかまいなしといった様子で食物を催促して

  • No.55 by 桐野 孝之  2014-03-30 12:07:43 

ああ、全くだよなぁ~…。そうかじゃあナギ、改めてよろしくな、俺は桐野 孝之だ(相手の同情するような言葉に苦笑いを浮かべながら小さく肩を竦めてため息を漏らし、相手の名前を聞けば改めてその名を呼び、まるで相手が神であることなどお構いなしに馴れ馴れしい態度で握手を求めるように手を差し出す。 「わかったよ…インスタントラーメンぐらいしか作れないからな?」食べるものを催促してくる相手に苦笑を浮かべて、相手を首だけで振り返り確認するように言っては台所へと向かい準備を始めて

  • No.56 by ナギ  2014-03-30 13:43:52 

…変わったやつだな。孝之か、こちらこそよろしく。
(握手を求めるように差し出された相手の手を見つめ、拒絶的などころかむしろ友好的にすら思われる態度に思わず一言呟くも、拒絶的なよりかはその方がこちらも話が簡単だしそれでいいだろうと思い直してどことなく勝ち気な笑みで相手の差し出した手を握って挨拶を述べて。苦笑を浮かべた顔だけをこちらに向けた相手に、「ああ、わかっている。さっさとしろ、腹が減った」と言葉を返し、一人になった部屋は手持ち無沙汰でもあり、床に散らばる窓ガラスを割った張本人は自分であるという自覚もあったため、ずいぶんと散らかった部屋だな、なんて一人悪態をつきながら、とりあえず部屋に置いてあったゴミ箱にガラスの破片を入れていって

  • No.57 by 桐野 孝之  2014-03-31 11:53:39 

ああ、よく言われる(変わった奴と言われれば昔からあまりにお気楽なこの性格のせいか身に覚えはあるようで相手から手を離して苦笑しながら肩を小さく竦める。 「すぐだからそう慌てるなって」尚も相手の急かすような言葉に台所にて鍋を火にかけながら振り返って言い、やがて完成した二人分のラーメンを持って部屋へ戻ればガラス片が片付いており「お、もしかして片付けてくれたのか?」と普通に考えれば片付けたのは彼女以外に居ないのだが一応尋ねてみて

  • No.58 by ナギ  2014-03-31 13:52:10 

ん?ああ、まぁな。
(やがて部屋に戻ってきた相手の、片付けたのか、という質問に軽く頷きながら自分がやったと肯定の意を示すも、相手の手に持つ温かそうな湯気を発するそれを目にするなり、「それはなんだ?」とカップラーメンを食べたことがないため存在自体は知らなくとも相手の持つものが自分の欲する食べ物だとだけはわかり、今までよりもやや表情が柔らかくなり、早く食べたいと言わんばかりに両手を相手の持つカップラーメンへと差し出して

  • No.59 by 桐野 孝之  2014-03-31 16:14:07 

そっか、ありがとな(こちらの質問に相手が肯定するように頷けば素直にお礼を述べて、彼女がラーメンへと興味を示してすぐにでも食べたいとでも言わんばかりに両手を差し出してくれば目の前に置いてやり「これはラーメンといって、麺を箸で掬って食べるんだ。こういう風に」相手の向かい側に腰掛けて割り箸を割っては食べ方を実演してみせて

  • No.60 by ナギ  2014-03-31 16:32:47 

私が散らかしたのなら当然のことをしたまでだ。
(素直に礼の言葉を述べた相手に、自分のせいだという自覚もあるためか、あまりそれに対する興味はないような表情と声色で返事をして。しかし、カップラーメンの話になるが否や食べ方をうんうんと頷きながら聞き入り、「こうか?」と相手の実演に似せたように箸を手に取り、そのとおりに麺をすくってみて)

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