［NL］悪魔を拾った

一応受け身はとったが…、飛べねぇとなると手も折れるらしい(フッと状況に対して呆れたように笑い「数分したら力が少し戻ったんで骨は治したが…どうも外の傷の治りが遅ぇ」と人間ではありえないことを話し、相手の問いに「…そいつは助かる」と賛成しゆっくりと歩み寄る。
すると、今まで見えていなかった姿に街灯があたる。

そ、そうなんだ…
（自分たち人間ではありえない話に若干驚きつつ本当に悪魔なのかもしれないと心のどこかで思いながら街灯に当って相手の姿が晒されれば端麗すぎているということ以外は人間とさほど変わらないと思い少しの間観察するように相手を見つめれば「こっちだよ」と自分の家に案内し始め

………(魔界ではみたことのをない、初めてみる相手の装いと街の景観に少し驚くが今は黙ってついて行こうと思いゆっくりではあるが相手の後を追う)
…お前の家はここか?(家の前につくとまたもや見たことのない作りに驚き

うん、…どうぞ
（相手の言葉に同意するようにコクリと頷いて家の鍵を開ければ相手を招き入れ、リビングのソファーに相手を座らせれば「救急箱、救急箱…」とそそくさと救急箱を取りに行き相手の元へ戻ってくれば「手当てするから傷見せて」と救急箱から止血剤やら包帯やらを取り出し

…ああ、ニンゲン界の薬は治りが早ぇのかな(そういうと手始めに青あざ、擦り傷で血まみれの右腕全体を見せようとするが着ていた魔界の服が邪魔だったらしくビッと引き裂き肌を見せる

お兄さんからすると遅いかもしれない…
（と相手の傷を見ようとすれば相手が服の袖を裂き少し驚き、改めて相手の怪我した右腕を見れば意外と筋肉質だと思いながら「酷い…さすが落ちてきただけある…」と怪我の酷さに若干表情を歪めてすぐに「しみるよ？」と念のため相手に言っておけば薬を塗り始め

…ってぇ!おい俺を殺す気かよ(薬を塗られると思った以上にしみたらしく声を少し荒げるがすぐ落ち着き「…後ついでにこっちもやってくれねぇか?」と擦り傷だらけの右足ふくらはぎを見せる

ご、ごめん…！
（相手の声を聞いてすぐさま驚いたように手を引っ込めて謝れば相手が落ち着くのを待ち包帯を取り出して丁寧に相手の腕に巻いていけば「こっちも酷い怪我だね…」と傷に触らないように気をつけながら相手の右足を少し持ち上げて同じく対処しておき「これで大丈夫だとは思う…」と

ん…ニンゲン界はこういう処置をするんだな(処置されたところをじっと観察し終えると視線を相手に移し「…お前、変わった格好しているな」と自分が変わった格好をしていることを棚に上げ尋ね

私から見れば君のほうが変だけどね
(変わった格好をしていると言われれば自分も相手の服装をマジマジと見つめながらそう言ってふと思い出したように顔を上げて「そう言えば、まだ名前きいてなかったね。」と
( 寝落ちすみませんでした…)

…？(変と言われどこらへんが変なのか自分の服を確認し始め、名前を問われると「そういや何も言ってなかったな、俺はレオン、レオン•アルバトーニ。魔界から異世界への扉を飛び降りココに来た。」と、丁寧にフルネームと来た経路を説明し「…お前は?」と、相手の名前を尋ねる)
((いえいえ、私もそういう場合があると思うので大丈夫ですよ♪))

レオンさん…でいいのかな？
（異世界への扉なんちゃらを聞いて本当に悪魔なんだ…と心の中で思いながら相手の名前を確認するようにそう問い自分も「私は宮城玲奈。玲奈でいいよ。」と名乗って「レオンさん、これからどうするの？」と魔界から来た相手はこれから地球を侵略するつもりなのか或いは他に目的があるのかという疑問も含めてそう尋ね

（ありがとうございます;;）

……レオンでいいぞ、玲奈(名前を聞くと早速呼び捨てで相手の名を呼び自分の名前も“さん”を付けなくていいと促し)
これから、か?(そう尋ねられると、うーんと考え出し「とりあえずあっち(魔界)にはいたくねぇからこっちに来たんだがー……ま、とりあえず何とかなるだろ」と、悠長に無計画なことを相手に伝える

え…？じゃあレオンさ…レオン。
（再びさん付けにしてしまいそうになり慌てて言い直せば相手の無計画さにくすくすと笑って相手の怪我していないほうの手を引いてゆっくり立ち上がらせ「住むとこないでしょ？ここ、使っていいよ」とどうせすぐ帰るだろうとか思いながら相手を空き部屋へと案内して

住むところ…、森の中に暮らす予定だったんだがこの辺りは森がねぇんだな(「さっき歩いてた時驚いちまった」と付け足し「じゃあ遠慮なく借りる、悪りぃな」と本当に悪く思っているのかわからない口調で言うとさっそく部屋に入り何もないフローリングに寝転びそのまま寝ようとし)

森って…確かにこの辺にはないかなぁ
（苦笑しながらそう答えれば相手の遠慮なさそうな返答を聞いて思わず先程と同じくクスッと笑ってしまい「はい、どうぞご自由に…って待った！！」と部屋を出て行こうとするが床に寝転がった相手を見て再び部屋の中に入り布団を敷いてやれば「背骨傷めちゃうから布団で寝て？」と魔界には布団がないのか、と思っていたり

…フトン?ああ、タオルケットとかのことだな(何事かと再び立ち上がり相手の動作を見ながらなるほど、と布団について学び相手の顔を見ると心が読めたのか「…俺は寝る時フトンじゃなくてでっけぇベッドで寝てた」と告げ布団に寝転がり「これも悪くねぇな」と満足した模様。

ベッドか…
（魔界で相手はベッドで寝ていたと聞けばそういえばこの家にはベッドはなくどの部屋も布団使っているなぁと思いながら「ベッドで寝る人もいるよ。うちは布団だけどね」と相手に告げれば相手の満足そうな表情を見て思わず笑みが零れ「気持ちいい？」と問いかけ

へぇ…、床では寝たことねぇけど天井でならあるな(と、またもや人間には不可能なことをサラッと発言する。相手の問いには「ああ、力が戻りそうだ」と目を瞑りなから答えパチリと漆黒の綺麗な瞳を開けると「ほら、こい」と少しずれ、スペースを開け

へ、へぇ…
（天井で寝たことたあると言われ若干信じていない様子で笑顔をひきつらせながらそう答えつつ相手は悪魔であって人間ではないからありえないことではないと自己完結すれば相手が少しずれてスペースを開けたのを見て首を傾げながら「どうしたの？」と相手に近寄り