『２人が織りなす景色』

私の仕事なんて正直、誰でも出来る仕事ですよ
決められた仕事を一つ一つしていく、ただそれだけです
人間観察は得意だったのですが、今回は勘が外れてしまいましたね
(別に自分の仕事に対して誇りを持っていない訳では無い。これはただの謙遜のひとつ。彼の仕事は自由だからこそ憧れていた面もある、自分の腕ひとつで成り上がったのだから尊敬しかない。ここのシェアハウスに来てから心の奥底で舐められては行けない、なんて考えが少しでもあったのかもしれない。だから心の内なんて一切見せなかったのに。大体の観察で、人となりが分かるなんて言ってみたが、それは全て自分の偏見だ。それをぶつけていただけなのだからはっきりいって失礼に値する。でも、さっきからかわれたこともあり、少しのイタズラ心、反撃としてしまっておこう。無意識に肩に当たった彼の体温に一瞬吃驚してしまう。こんなに人と距離が近かったことなんてなかったから、こうしてみると少しだけ、身長差があるんだなと実感して。彼の姿をじっと見てしまった為に、ティーソーダを作る手が一時、止まってしまって)
いえ、こちらの方こそ
最近は測ってないので分かりませんが、181はありました