匿名さん 2024-04-03 22:54:05 |
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雛田 麻帆
──失礼いたします。本日はお呼びいただき、誠にありがとうございます。私、雛菊、と申します。
( 故郷を離れ、ここ北海道に身を落ち着けてからどれ程経っただろうか。小間使いとして働く傍ら、芸を教わる最中で辛いと感じる事は山程あった。それでも衣食住が確保されているだけ幸せなもので、当然楽しいと思えた瞬間も数え切れない。心残りとしては自分にとって唯一の味方と言っても過言では無い幼馴染みに別れの挨拶一つ告げられず離別を強いられたこと、彼は今どうしているのだろうと何十年と経った現在でも夜更けに一人ふと思い馳せる事もよくある──。それはさて置き、今夜も御客が入ったらしい。どうやら相手は軍人さんだという事で粗相の無いように気を付けなければ、と支度次いでに襟を正す。指定された部屋の前、襖を隔てて一声掛けたのち静かに襖を開けば三つ指ついて恒例の御挨拶をば。程々に顔を上げて御客様の顔を拝見すると確信こそ持てぬものの何だか見覚えのあるような、男が居た。思った時には疑問が口に出てしまったらしく、申し訳無さそうに小さく頭を下げて謝罪を付け足し )
……あら?旦那さん、何処かでお会いした事ありますか?──…あ、私ったら失礼な事を…。申し訳ありません…。
[ とっても素敵な創作ちゃんを本当にありがとうございます…!改めて此方こそよろしくお願いします。
ではお言葉に甘えて再会からで初回ロル回させていただきました、不備があれば何なりとお申し付けください!尾形が気付くか否かは匿名様にお任せします。また鯉登少尉の方の場面も了解しました、楽しみにしております! ]
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