花澤 2024-03-08 19:53:50 |
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『ふふっ、ただいま帰りました』
(何か作業をしていたのかキッチンの方から出てきた相手を見れば、2日会わなかっただけなのになんだか懐かしいような感じがして。都会に上京してきた人が実家に帰った時はこのような気持ちになるのだろうかと思いながら、ここは家では無いのに『おかえり』という言葉をかけてくれるのが面白くてクスッと笑みを零すとそれに便乗するかのように返して。『ありがとうございます。はい、とっても。』と、労りの言葉をかけてくれたことに感謝の言葉を返し腹は空いているかと聞かれれば頷いて相手について行くようにカウンター席に座る。)
『え、本当ですか?それは失礼しました、お見苦しい姿をお見せしてしまって…。』
(今日は全ての仕事を終わらせることに手一杯だった為か自身の外見に気なんて遣えず、リップが取れかけていることに気がつけなかった。それを相手に指摘されると少し恥ずかしそうに苦笑を浮かべた後にカバンからリップを取りだし、少しだけ顔を下にするとリップを塗り。社交辞令の場だったらレストルームや人のいない場所に行くのだが、このお店は自宅のような安心感のためかそんなことは考えられず。カウンターへ生春巻きが出されると嬉しそうに目を輝かせ、今日も美味しそうだなと思っていて。『はい、食べられます。すいません、いつもいつも…』通常であれば料金をとるところなのに気をつかって出してくれたことが嬉しく、受け答えをしながらも申し訳なくもあり。差し出されたレモンウォーターを受け取ると、『いただきます』と言い、まずはレモンウォーターで喉を潤して。)
(/いえいえ!全然大丈夫です。こちらもなんだか凄くリラックスしているようなものになってしまったので…。
こちらこそです、どうぞ末永くよろしくお願い致します。)
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