割り勘にしましょうか。(〆)

──…！？そうなの…！？
（寺の鐘より深い音がしそうな衝撃受けた顔をしながら尚も疑うのは自意識過剰かもしれないがこの男に関してはそんな風体を全く見せずに只管驚いていた。視線が鉢合えばすごく真っ直ぐ見られてオロ、とたじろぐもののの次いだ言葉に数秒唖然としたものの、）
……そっか。仲良くなりたいなって俺も思ってた。…フフ、嬉しいぞ。俺は結構かなり嬉しい。今すぐ交換しよ。
（単純に好意的なものを想定してしまうおめでたい思考で解けるように柔和な笑みを浮かべると嬉しさ余ってスマホをひょいと取り出すと慣れた手つきで液晶に指を滑らせてトークアプリのQRコード差し出し。などと顔を伏せてやっていればあまり馴染みの無い詩的な言葉が耳朶を噛むような突拍子無さで届き、一度全ての動きがぴたりと止まり）
…あ、あー。…変な勘違いしそう、それ。…多分、…多分、そういう、意味じゃ無いよね…？…とりあえず、そんなんあんまり人に言わないようにした方が良いよ…？
（思考しながら話すものの纏まらず、確認するようにチラと相手を見ようとしたが一旦横に目を逸らし。頬とか耳が赤くなる体感もあれば、心拍も上がってるのが煩わしく、久しく味わっていない謎の感情に整理がつかなくて。一先ず言葉を吐ききれば一息落とし、肩を緩やかに落としていって）